【解答乱麻】政策研究大学院大学教授・岡本薫 地球温暖化を歓迎する(産経新聞)
地球温暖化は、少なくとも地球規模で考えるならなんの問題もない、
むしろ文明の主な担い手が交代することになり、良いことだと言える、
・・・という話だ。
『地球の温度は昔から激しく変化しており、人類誕生後だけを見ても、
海面が現在より30メートル以上高かった高温期が何回もあった』
『北極の氷はなかった時代の方が長いし、北海道にもサンゴ礁の化石がある』
『多くの人々が「普通の状態」と思っている気温は、
地球の歴史から見れば瞬間的な、たかだか過去200年程度のものにすぎない』
『今の程度の温暖化で地球が悲鳴を上げるわけがなく、
つまりこれは「地球の問題」ではない』
『温暖化で降雨帯・乾燥帯の位置が縄文時代に戻れば、
中近東・エジプト・サハラなどは再び湿潤な環境になり、
シベリアやアラスカなども環境が良くなる』
『しかしヨーロッパは、簡単に言うとサハラ砂漠が北上してくるため、
乾燥帯に入る。さらに、北極の氷が解けた冷水によって逆に寒冷化が起こる』
なるほど、
『今のペースで温暖化しても2100年の気温は実は「縄文時代と同程度」』か。
道理で、歴史の教科書に見る縄文人たちは、半裸だったわけだ。
私は寒がりなので、昔の人はどんだけ頑丈だったんですかと
長い間感心していたのだが、日本においても、その頃は、
気温そのものが今より高かったようだ。
この先、温暖化した場合に環境が悪くなって困るのは、
現在「温帯」気候を満喫している地域の住民だということらしい。
逆に、今、乾燥帯や冷帯寒帯に属する地域は、
ずっと温暖になって住みやすくなるとのことだ。
そうなれば、そちらの地域のほうが、人類の文明の主な担い手となり、
ヨーロッパなどは逆に辺境となる可能性が出て来るわけだ。
私は世界地誌も地質学もとんとわかっていないので、
これが学説として妥当なのか、トンデモ論なのか判断できないが、
文章にはとても説得力を感じた。
健康診断や人間ドックが、長年、全国的に維持されてきたのは、
それによる医療機関の儲かり方が半端でないからであって、
現実には、国民の寿命の延長には全く貢献していない・むしろ有害、とか
ゴミの分別は一部の業者や天下りの官僚のうまみになるだけで、
本当はリサイクルやエコロジーの多くはまやかしだ、とか、
私はそういう話が、実は、結構、好きだ。
世の中の大半が「有用」「真実」「有意義」と信じてきたことが
実は無知による大間違い、または意図的な国家規模の詐欺だった、
という話は、そういえば歴史的には普通のことだったように思った。