神尾真由子「ジャンルを超えた演奏家に」(日刊スポーツ)
『チャイコフスキー国際コンクールのバイオリン部門で優勝したバイオリニスト神尾真由子(21)が2日、都内のホテルで凱旋(がいせん)会見を行った。』『会見には数十人の報道陣が出席。「自分でもビックリしています。プレッシャーは感じていませんが、たくさんの方の前でしゃべるのはガラではないので緊張しています」と気さくに話し、会場を和ませた。』
niftyのほうの見出しでは、これが、
『チャイコフスキー神尾 凱旋会見』
などとなっていて、しかも日刊スポーツなので、
私は、実は最初、新手の覆面プロレスラーの話かと思った(爆)。
神尾真由子さんの演奏については、私のような者でも、
コンクール優勝以来、いろいろな方からお話を伺っているので、
これからが大変、楽しみだし、様々な楽曲を手がけて頂ければ、
と大いに期待している。
『将来は編曲にも挑戦し「ジャンルを超えた演奏家になりたい」と抱負を語った。ロックにゲームと、堅苦しいクラシックのイメージを覆す。テノール歌手秋川雅史(39)の活躍で注目されるクラシック界に、新たな星が登場した。』
御本人の意欲には不安は感じないし、
硬軟自由自在の感性を持つことは、一般的には良いことだと思うが、
私が心配なのは、これからの、日本のマスコミの取り上げ方や、
ディスクの売られ方・宣伝のされ方などのほうだ。
「堅苦しいクラシックのイメージを覆す」のは全く悪くないが、
その方向性で、天分を損なわれることなく名を成した、
という演奏家を、私は残念ながら、日本では、まだ知らない。
むしろ、私が彼女に望むのは、今後も硬派の芸術家として、
一切の妥協をせずに、道を究めて頂きたい、ということだ。