有効だとの証拠は無い・・・ | 転妻よしこの道楽日記

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胸部X線:健康診断で廃止検討、有効性に疑問 厚労省(毎日新聞)

「有効だとの証拠はないが、有効でないとの立証もない」
というのなら、検診を受けるか受けないかは、任意にして欲しい。
私もどちらかというと定期健康診査のたぐいには懐疑的なほうなのだが
(人間ドックでオールAを貰った翌年に癌死した人を複数知っているので)、
その一方で、安心料としての検査が必要な場合もあると思うから、
「義務を廃して特に必要な人だけを検査すべき」
という見解に、基本的に賛成だ。
もし自分が今、完全な健康体なのだとしたら、
業界団体の稼ぎのためだけに被曝し続けるなんて、ヒド過ぎる話だし。

それにしても、以前、私は確か、見たことがあった。
癌検診を受けたことがない、という人々の平均寿命よりも、
毎年まじめに癌検診を受けている人々の平均寿命のほうが、短い
という恐るべき統計を。

私も平均的な人間だから、長い間、
早期発見はすべからく良いものであると信じ、
どんな病気でもとにかく無症状のうちに検査に励んだほうが安全、
という気分が、ずっと、あった。
なるほど、体質や生活習慣の改善がカギとなる疾病ではそれも正しいだろう。
だが、舅という癌患者の家族となり、大学病院に足繁く出入りし、
ほかの患者さんの実体験なども聞かせて頂くようになると、私は徐々に、

癌は、どれほど早期に発見されても、駄目なものは駄目だし、
逆に、進行癌や末期癌と言われても、助かるものは助かる


という実感を持つに至った。
癌という病気は、それほどに個体差が大きく、多様だと思うのだ。
私は素人だから、勿論、医師側の理論は知らない。
家族として観察した実感がこうだ、ということが言いたいだけだ。

また、
『同じ癌死の結末に至るとしたら、検査や手術でいじくらないほうが、
結果的に、癌を持ったままで快適に長生きできるのではないか』
という疑問も、最近は、しばしば、抱くようになっている。
私の印象では、検査や手術によって患者が受けるダメージは、
多くの場合、当初医師が説明したものより、大きいと思う
(私自身もあった。医師が『ちょっと痛いですよ』と言った検査は、
二度と受けたくないと思うほど痛かった、という体験が(^^ゞ)。

舅を見ていて、今、私が思っていることは、
結局、癌というのは難しい病気であることには違いがないので、
検査段階から、患者本人が納得の行く方法を選択できることが、
最も幸せなことなのだ、ということだ。
定期的に出来る限りの検査を受けるのが良い、
と感じる人はそうすれば良いのだし、
症状がない限りは検査など受けない、
と考える人はそれでいいのだと私は思う。
だって、どっちにしても、病気になるときは、なるのだから、
要は、自分が最も好ましいと思える方法を選んで来た、
と満足できることが大事だと思う。