昼前、舅から電話がかかってきた。
『腹が痛い!広大に行くから、すぐ来てくれ!』
えっっ!!腹痛!?胃腸風邪でもひいたか!?まさか腸閉塞か!?
救急車は!?と尋ねるいとまもなく、電話は切れた。
何がどうなっているのか皆目見当も付かなかったし、
『来てくれ』って、自宅に来い、なのか大学病院に来い、なのか。
とにかく主人には大学病院に先回りしてくれるように言い置いて、
私は文字通りアワくって家を飛び出し、舅宅に向かった。
じーちゃん、すぐ行くから、待っててくれっっっ(T.T)!!
凄い勢いでタクシーを拾い、佐伯区の行き先を告げてから、
そうだ、このあとの「姑の見守り」の手配が必要だと思いつき、
車中からヘルパーさんの事務所に電話しようと一旦、思ったが、
舅が自分で連絡を入れていたら話が二重になると思い、やめた。
ヘルパーさんにも合い鍵は渡してある筈だから、
イザとなればどこからでも電話さえすれば、なんとかなるだろう。
どちみち、昼食と3時のオヤツには介助に入って貰える予定だし。
外は土砂降りだった。いつもより10分くらい余計にかかって、
ようやく佐伯区の舅宅に駆け込んでみたら、
車庫は空っぽで、部屋には姑がひとり、のどかに昼寝していた。
・・・・舅は、私の到着を待たず、
自分で車を運転して、広大に行ったのだ。
姑のイビキを聞きながら、私は、ようやく、悟った。
『広大に行くから、来てくれ』
というのは、大学病院に付き添ってくれ、という意味ではなく、
自分は広大に行くから、ばーちゃんを看るため留守番に来てくれ、
という意味だったのだ(爆)。
主人に大学病院へ行っておいて貰ったのは大正解だったな(^_^;)。
ほどなく、広大に先回りした主人からメールが来た。
『今、じーやん、来ました』。
病院のほうは、主人が居てくれるからとりあえず良いだろうし、
私はここでずっと付いていることができる状況だとわかったから、
これで、ヘルパーさんへの連絡も必要なくなり、一息つけた。
姑のほうは例によって気持ちよく昼寝していて、
ヘルパーさんが来られると目をあけて機嫌良くお喋りしていたので、
こちらは、ほとんど心配なかった。主人からは続けて、
『今、レントゲン撮ってます』
更に半時間ほどして、
『胸部・腹部のレントゲンを撮ったけど何もないので、
痛み止めで様子を見ることになりました』
・・・・・・・・・・・・・・(--#)。
救急外来なんだろうし、今、大がかりな検査はできないというのも、
想像はできるのだけど、出たのは痛み止めか、というのは脱力した。
結局、最初の電話から4時間ほどで、舅は自宅に戻ってきた。
『化粧してない・髪振り乱している・金属ブラケット光りまくり』、
の姿で、私が玄関に仁王立ちして待っていたので、
舅は、自分で呼んでおきながら、ギョっとしたようだった(^^ゞ。
私「どーーーですか、おとうさんっっ!」
舅「いやなに、腹が痛とぅてな。薬もろうたが」
舅は、やれやれ、とベッドに座ると、
「すまんかったな」と私に笑いかけ、それからなぜか、
近頃のヘルパーは、なっとらん、という話をし始めた。
ヘルパーさんの仕事ぶりが、必ずしも舅の気に入らず、
私語ばかり多いのにモタモタしているとか、
来る人によって仕事内容が違うので見ていて苛々するとか。
既にひとりはクビにし、先だってはケアマネさんも呼んで、
いろいろとクレームをつけたらしかった(^^ゞ。
う~ん。
そういう元気があるのは、まあ、良いことなんだけどな。
えらい気難しいお客さんで、ヘルパーさん、すみません<(_ _)>。
じーちゃんなんで、勘弁してやって下さいまし。
その上で、なるべく要望に添って下さったら有り難いんですが(殴)。
帰宅してから主人に聞いたところでは、
きょうの大学病院は若い真面目そうな先生がおひとりだけで、
何から何までこの先生ひとりの肩に掛かっていて、
薬を出すのも書物と首っ引きのような状態で処方箋を書かれるし、
合間に、病棟からもよばれて忙しく出て行かれるしで、
看護師さんは看護師さんで、廊下にいる主人に向かって
『私はどうしたらいいんでしょう』
と尋ねて来られたそうで、まったく、何がどうなっているのか。
休日の病院は大混乱だったようだ。
とりあえず、きょうのところは大事なくて良かったが、
次の検診日には、ちゃんと主治医の先生に診て貰うようにと、
あとで舅にもう一度念を押しておかなければ。
・・・・わかっとるわい!、と怒るかな(^_^;)。