
今年度初の授業参観があった。
一番がっかりしたのは、5年になったというのに、
教室が今までと全然変わらない場所だったことだ。
今度こそ、もっと低い階に変わると期待してたのに。
娘の小学校は、恐らく、市内で最も広い校庭を持つ学校だ。
砂漠に忽然と現れる蜃気楼のように校舎が見える(大袈裟)。
さんざん、団地内の坂道を上り下りしてやっと門まで来たとき、
果て遠き校庭の彼方に立つ校舎を見、深い深い溜息をつき、
まだまだあそこまで歩かにゃ教室に辿り着かんのか、
そのうえ娘の教室は3階のあっち側だったよな、と、
文字通り前途多難、暗澹とした気持ちになるのが、毎回だ。
さて、授業は「国語」で、「朗読発表会」だった。
娘は授業中もやっぱり、「どよん」としていた。
わかっているのかいないのか、話を聞いているのかいないのか、
とにかく物凄いポーカーフェイスで、
ハタから見ていても全然、彼女の内心が読めない。
娘の番が来て、彼女は教科書を持って皆の前に出て、
割り当ての部分を朗読した。
あがっている様子もなく、全く間違いもしないが、
さりとて格別ハキハキ読む訳でもなく、
つまり、「どよん」は相変わらずだった。
苦笑しつつ、ふと、教室に貼ってある子供達の描いた自画像を見たら、
娘自身の筆による「わたしのかお」は、
昔の、林真理子さんが「むっ」としているような顔だった。
う、巧いかも・・・・(^◇^;)。
と私は笑いが込み上げるのを辛うじて抑えた。
そうか、娘が雄弁になるのは、お絵かきの世界のほうだったな。