佐伯区の舅宅でおさんどん(お二どん、おイチどんもあり)していて、
何かと気忙しい毎日が続いているのだが、昨日はそれに加えて、
官舎のご夫人方との「送別会」が近所のイタリア料理の店であり、
更に2時から娘の学校に行く用事も重なって、
もう、体みっつ欲しい状態だった。
今年度末で、我々の官舎からは五名の方が転出の予定で、
昨日は現在のメンバーで集まる最後の昼食会だった。
行き先は、東京・千葉・大阪・姫路・松江ということだったが、
例によって皆の関心事は、たったひとつ。
「行った先の官舎はどうなのか!?」
綺麗かどうか、などの次元では、とっくになくなっている。
建具はちゃんと入っているのか、ふすまは閉まるのか、
シャワーはあるのか、換気扇はついているのか、
トイレは和式か洋式か(さすがに水洗だろうとは思いたいのだが)、
和室では、畳と畳の間はどのくらい空いているか
(あまり隙間だらけだとムカデその他が出入りするので対策が必要)。
A夫人は、転勤の際、掃除機だけは別便にして先に出しておく、
との極意を披露してくれた。
まず、入居前夜に引っ越し先に着いたら、
家具の入っていない段階で掃除機をかけ、畳を全部上げて、
即、バルサンを焚いておくのだそうだ。
そして、翌朝は再度、荷物到着前に早く行って換気するとともに、
防虫シートを敷いてから畳を敷き直し、
更に、畳と畳の隙間には新聞紙をくまなく詰めておく。
こうすると、幾分かは入居後の虫被害が少なくて済むという。
B夫人のところでは、そういうことは面倒くさいから出来ないが、
かわりに、少なくとも暖かい季節だけは、
袋状の蚊帳を吊って寝ることにしている、という話だった。
上からスポっとかぶせるタイプの蚊帳だと、背中からムカデが来そうで、
安心できないから、ファスナータイプの袋になった蚊帳が良いという。
こういう話を聞きながら、内心、
『そんな対策に無頓着なまま、平気で生きてるうちの家族って一体・・・』
とひるんだ気分になった奥さんも、数名は居た筈だ(私含む)。
福岡のM官舎を経験したことのあるC夫人D夫人と私は、
あれよりヒドい官舎が存在するかどうか、でまたも盛りあがった。
例の、タンクに頬ずりせずにはしゃがめないトイレのある、2DKだ。
洗濯機置き場ないし。玄関の呼び鈴は「ぶーーー」だし。
水圧低すぎてシャワーは熱湯か水だし。換気扇ないし。
常にナメクジが出るし。押入の中はキノコ生えるし。
たったひとつの利点は部屋代が月額1万円ぽっきりだったことだが、
しかし今時だと、たとえ1万円貰ってもこんな家に住むのはイヤ、
という若いお嬢さんのほうが普通ではないだろうか。
学生下宿のワンルームマンションだってもっとずっとマシだろう。
ご主人の転職で数年前に民間から移って来られたE夫人は、
「官舎ネタで本を書いたら相当売れるんじゃない?」
と仰った。少なくとも内輪ウケは間違いないだろう。
官舎ごとに各種データと入居者本音感想を詳細に収録すれば、
転勤バイブルとして、同業者の間でベストセラーになること必至。
本当に、誰か、やってくれませんか(爆)。