IT時代に感謝 | 転妻よしこの道楽日記

転妻よしこの道楽日記

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ポゴレリチのアメリカ公演が始まって以来、
私のネット活動も非常に活発化している。
アメリカ各地の新聞に掲載される、リサイタル予告や演奏会評を、
次から次へと探そうとするものだから、ネットサーフィンで忙しいのだ。

昔、八十年代の半ばを過ぎた頃、彼のファンになって数年目だった私は、
どうにかして海外での彼の活動を日本にいて知る方法がないものか、
と頭を悩ませていた。
その当時、私が思いついたことは、彼を招聘したことのある、
日本のマネージメント会社に頼んでみることだった。
私はある会社に電話して臆面もなく言ったものだった。

「イーヴォ・ポゴレリチの、海外での演奏会情報は、どうしたらわかるのですか?」

この途方もない質問に対して、先方は親切だった。
「情報」を提供し続けることは無理だが、今手元にある範囲で、
アメリカの新聞に掲載された記事をコピーすることならできる、
と言ってくれたのだ。私は喜んでそれを貰った。
リアルタイムの情報でないにせよ、日本では手に入りにくいものだったから、
そのときの私には値千金だった。

当時、パソコンはまだ一般に普及していなかったし、
職場にあったコンピュータも、私はワープロとして使うだけで、
あとは決まり切った手順の表計算に利用するのがせいぜいだった。
私は、「ロータス123」を起動しながら考えたものだった。
この画面に、何か入力して、どこかに信号を送ったら、
例えば、ニューヨーク市立図書館や、ワシントンの議会図書館に、
ぱぱっと繋がるという仕組みにならないものか。
で、暗証番号なんかを送信したら、蔵書の閲覧が出来るとか。

私がこの希望を言ってあげていれば、
ビル・ゲイツは「窓95」に最初からインターネットに関する機能を搭載したかな(^^ゞ?
いずれにせよ、パソコン通信の時代の後に到来したIT時代は画期的だった。
世の天才と呼ばれる人は、私が「あるワケねーよな」と夢想したことを、
次々に、見事に形にして見せてくれたのだ。

今や、極東の一市民であるオバちゃんの私が、
家から一歩も出ずに、ポゴレリチの演奏会の日時を前もって知り、
自分が行きもしないのにその演奏会評を手に入れ、
まるで蜘蛛が巣を張って待っているかのように、
次の演奏会の開催地の新聞を「お気に入り」に登録して待機している。

さて、次はニュージャージーだな(^_^;)