敷居が沈む | 転妻よしこの道楽日記

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昨日、不吉なことが発覚した。
改装したての官舎に移って喜んだ矢先なのに、
同じ棟の住人から、「敷居が沈む!」との苦情申し立てがあったのだそうで、
「お宅も沈んでいませんか」と営繕課から尋ねられたのだ。
な、なんだよ、それ?地盤沈下か!?
訴えによると、某室では日に日に、居間と和室の間の敷居が、
床下にむかってメリ込むように沈んでいるのだそうで、
上から踏むと、明らかにペコっと引っ込むらしい。
うちは普段あまり官舎で過ごしていないので、気付かなかったのだが、
それなら今度から注意して見てみなくてはならない。

しかし、どうしてこうも、住環境が劣悪なのだろうか。
うちのギョーカイでは、主婦達が集うと、
傷自慢ではないが、それまでいかに酷い官舎に住んだかで盛り上がる。
K市のは、入居した日に見たら床の一画にビニールテープで「ばってん」がつけてあり、
そのそばにチョークで『踏んでは いけない』と書いてあったとか
S市のは、いわゆるメゾネットタイプというと聞こえは良いが、
二階から降りる階段が異常に急で、降りたところがすぐ玄関で、
しかも玄関の戸をあけると外が崖で、『飛びなさい』と言わんばかりの設計だとか、
F市のは、もと湿地帯だったところに建っているので、今でも押入の中に水が流れており、
布団は一切入れられないから、仕方なく食器を収納しているとか、
I市のは、うちとよその区別がないくらい音が筒抜けで、
「ぴんぽん」と鳴ったから出たら、うちじゃなかった、とか、
それはもう、オバケが出ないのが唯一の取り柄、としか言えない官舎が全国には多数ある。
私が主人と結婚するときだって、入籍する半月くらい前に、主人が電話してきて、
「喜べ、凄いぞ、官舎にシャワーがついたんだぞ!」と言ったものだった。
もちろん平成になってからの話だ、念のため。

それにしても、敷居が沈む、というのは新手だ。
放っておくとどうなるのだろう。
徐々に徐々に敷居がものの役に立たなくなって行って、
ある日、限界まで沈んだら、ふすまが「ばったーん」とひとりでに倒れるのだろうか。
ちょっと見てみたいかも。

なお、余談だが私は「敷居」と「鴨居」をしょっちゅう間違える。前に、
「そんなことが親にバレたら、二度と家の鴨居をまたげない!」
と言ってしまい、友達に
「一度でも跨ぐことが出来たのなら凄い」
と責められたことがある。