2025年も11月20日を過ぎました。

もうあと40日足らずでまた新しい年になります。
サラブレッド生産をやっていると、新年明けたと思ってもお産と種付けを必死にこなしていると6月になります。
セレクトセールからオータムセールまで、これまたセリを必死に捌いていくともう11月です。

そこまで刹那的な感覚とはいかないまでも、1つ1つのことに打ち込んでいると季節が一周するのは早いです。
我が牧場(アフリートファーム)の人も馬も一生懸命です。今年が終わらないうちに、新しい年の準備を沢山したいと思っています。



この秋、当歳から明け1歳のための放牧地を整備しています。
昼夜放牧に欠かせないシェルターも完成しました。



こちらは繁殖牝馬用の厩舎を増設しました。
これで当面馬房を気にすることもなくなりました。

細かい使い勝手はこれから考えていかないといけませんが。



時々書くことですが、生産牧場というのは知れば知るほど、やればやるほど勿論馬は大事なのですが、農事的なこと、土地や草づくりといった環境整備がより大切だと思います。

適切な環境があって始めて馬は成長を阻害されることなく育っていきます。

「配合理論の前にまず健康な命」
というのが本当に大切です。
他の牧場さんが当たり前にやっていることを自分たちも当たり前にやれるようになることが来年も必要不可欠になってきます。


それから、働く環境も徐々に整備しています。

ともすれば危険なことも多い牧場の仕事ですので、雰囲気良く、風通し良く、なるべく早く帰れるという環境を作っていくようにしています。
お産が始めれば否応なしに忙しくなりますからね。

馬の異変に気付けるスタッフが増えるように、個々の経験値が増える様にする工夫もしています。
この辺りは来年以降のセリで結果が出るんじゃないかと楽しみにしています。



生産牧場の成果物である馬は一日にしてならず。

日一日と成長させていくことの積み上げでできてきます。
今年生まれた当歳は馬体重の推移を追って見ている限りは今のところ非常に順調です。

今までの経験も踏まえながら冬を越し、かつその冬の間には丈夫な骨を持つ馬に鍛えていかなければなりません。

牧場運営については日々、平穏に積み重ねていくことも大切ですし、効率や作業性を考えて変えていくことの両方が必要です。
例えノーザンファームでも産まれてからダービーまでの時間は平等です。
その世代間の繰り返しであることが面白さでもあり、チャンスとリスクが内包されているところでもあります。

進歩と反省とが代わりばんこにやってくる毎日です。

セリとお産までの間、来年への準備をしっかり進めてまいります。