今年も行ってきました。富士山。
しかもかつてないほどの悪天候。
今年の春に立ち上げた吹奏打楽団”Cadenza”のメンバーのうち、幹部の3人で、楽団の今後の発展を祈願して登山したのだけれど、他の2人は富士登山は初めて。自分は3回目の挑戦で、以前にも雨の中の登山は経験していたけど、さすがにあの激しい悪天候の中、無事に登山できるかどうか、かなり不安でした。
自分一人ならまだなんとかなる、けれど他の2人は富士登山が初めての女の子。
何かあればただではすまない。何よりも他の2人の無事が最優先。
何があっても2人は絶対に無事に家に帰す。そう心に誓って挑んだ今回の登山でした。
最初は雨で濃い霧の中、そこまで大変ではなかったのだけれど・・・。
なんとかたどり着いた山小屋で、メンバーのうち一人に高山病の症状。
豪雨と強風、頭痛と不快感で、狭い山小屋で眠れない一夜を過ごし、ようやく眠りにつけたと思えば、あっという間にもう出発の時間。
豪雨と強風の中、彼女たち2人の出した結論は、「あきらめず山頂まで登ること」でした。
初めての富士登山、しかも軽い高山病の症状、最悪の天候の中、よくそう言い切れたなと、感心するとともに、その想いを断ち切れないと覚悟を決め、朝3時に起床、4時には山小屋を出ました。
山頂に向かう道のりの天候はそれまでの数倍も厳しく、激しく、辛いものでした。
何度も立ち止まり、励まし合いながら、ようやく到着できたのは朝8時。
周りは日の出も見れる訳もなく、いつの間にか明るくなった霧の中。
湿度99%、最高気温0度~5度の中、全身びしょ濡れで冷えきった体をいたわるように、山頂の神社のなかへ。
2人にはとてもつらい挑戦だったと思うけど、一緒に登山できて本当に良かった。
山頂に到達したときの2人の涙は、今でもはっきりと焼きついて忘れられません。
神社では、今後、楽団がいいメンバーに恵まれて無事に成長していくこと、そしてこのメンバーの絆が絶えることのないよう、声には出さず、祈りました。
これから雷雨になるとの情報もあり、冷えきった体のまま、休む間もなく下山を始めました。
でも2人にはそれまでの辛い表情はなく、雨の中、笑顔で話す余裕も見せてくれました。
本当にありがとう。
2人がいてくれて、本当に良かった。
3人とも無事に下山し終えたとき、心の底からそう思いました。
2人が一緒にいてくれる限り、僕はまだまだ頑張れる気がします。
いや、頑張らなければ。
今回の登山で、一番励まされたのは僕かもしれません。
この楽団はかならず成功させる。
最後まであきらめない。
そんなことを改めて思わせてくれた、大切な夏の思い出になりました。
しかもかつてないほどの悪天候。
今年の春に立ち上げた吹奏打楽団”Cadenza”のメンバーのうち、幹部の3人で、楽団の今後の発展を祈願して登山したのだけれど、他の2人は富士登山は初めて。自分は3回目の挑戦で、以前にも雨の中の登山は経験していたけど、さすがにあの激しい悪天候の中、無事に登山できるかどうか、かなり不安でした。
自分一人ならまだなんとかなる、けれど他の2人は富士登山が初めての女の子。
何かあればただではすまない。何よりも他の2人の無事が最優先。
何があっても2人は絶対に無事に家に帰す。そう心に誓って挑んだ今回の登山でした。
最初は雨で濃い霧の中、そこまで大変ではなかったのだけれど・・・。
なんとかたどり着いた山小屋で、メンバーのうち一人に高山病の症状。
豪雨と強風、頭痛と不快感で、狭い山小屋で眠れない一夜を過ごし、ようやく眠りにつけたと思えば、あっという間にもう出発の時間。
豪雨と強風の中、彼女たち2人の出した結論は、「あきらめず山頂まで登ること」でした。
初めての富士登山、しかも軽い高山病の症状、最悪の天候の中、よくそう言い切れたなと、感心するとともに、その想いを断ち切れないと覚悟を決め、朝3時に起床、4時には山小屋を出ました。
山頂に向かう道のりの天候はそれまでの数倍も厳しく、激しく、辛いものでした。
何度も立ち止まり、励まし合いながら、ようやく到着できたのは朝8時。
周りは日の出も見れる訳もなく、いつの間にか明るくなった霧の中。
湿度99%、最高気温0度~5度の中、全身びしょ濡れで冷えきった体をいたわるように、山頂の神社のなかへ。
2人にはとてもつらい挑戦だったと思うけど、一緒に登山できて本当に良かった。
山頂に到達したときの2人の涙は、今でもはっきりと焼きついて忘れられません。
神社では、今後、楽団がいいメンバーに恵まれて無事に成長していくこと、そしてこのメンバーの絆が絶えることのないよう、声には出さず、祈りました。
これから雷雨になるとの情報もあり、冷えきった体のまま、休む間もなく下山を始めました。
でも2人にはそれまでの辛い表情はなく、雨の中、笑顔で話す余裕も見せてくれました。
本当にありがとう。
2人がいてくれて、本当に良かった。
3人とも無事に下山し終えたとき、心の底からそう思いました。
2人が一緒にいてくれる限り、僕はまだまだ頑張れる気がします。
いや、頑張らなければ。
今回の登山で、一番励まされたのは僕かもしれません。
この楽団はかならず成功させる。
最後まであきらめない。
そんなことを改めて思わせてくれた、大切な夏の思い出になりました。