右手首の負傷により、長い期間、楽器を吹いていなかったということ、そして大学の楽団の引退後、一人で楽器を吹くのが中心になっていたことから、昨日、久しぶりに一般楽団の練習に参加してきた。



今回参加したのは今住んでいるところから2駅のとある市民会館を練習拠点としている、とある小さな団体。


週に一回の練習で、年に二回の定期演奏会だけでなく、定期的に障害者や老人ホームなどに出向いて演奏しているというのが大きな特徴。


その日の練習も20人に満たない少人数で行われたが、とても和やかな雰囲気で進行していった。少人数とはいえ年齢層は幅広く、落ち着いた感じだ。


この楽団では、障害者や老人ホームなどに出向いた際、そこで一緒に紙コップや画用紙などを用いて簡単な楽器を一緒に工作し、それを用いて演奏に参加してもらったり、曲にあわせて歌ったりと、演奏を聴く人達にも色々な形で参加してもらい、一緒に楽しむということをコンセプトにしているらしい。


なのでその日の練習も「ドレミの歌」や「ウルトラマンメドレー」、「となりのトトロ」などといった、一般的に広く知られている曲が並んでいた。



こういった団体に参加することは、今後、楽団やバンドをやっていこうとするうえで非常にいい経験になった。


この楽団にも、是非参加して欲しいといった感じでとてもよくしていただいたが、オレとしてはもっと色々な楽団に参加して、いろいろなスタイルを観て体感したいと思っているのでやや複雑でもある。


そう、オレの目的はこの楽団に入って活動していくことではなく、より多くの楽団を観て、肌で感じて、そこから学んだことを自分の作る楽団に反映させていくことだ。

ここで止まってしまうわけにはいかないんだ。


でもまたここの楽団と演奏したいと思った。せめて彼らが施設を訪れる本番の演奏だけでも聴きに行きたいと思った。


そう思わせてくれる、いい楽団だった。



一般で活動している社会人の楽団に参加するのはこれが初めてではないが、やはり毎回ワクワクする。


そのたびに毎回、それまで全く知らなかった人たちと音楽を元に触れ合うということは、とても素晴らしいことだと実感する。


これが自分の仲間達と作った楽団だったらどうだろう。

きっとそれ以上、いや、もっと果てしなく素晴らしいことなんじゃないか。
楽しみで仕方がない。



さて、次にいく楽団はどんなところだろう。

そう思うだけでも胸がワクワクする。