限界って、自分自信が決めるものだと思うんです。
あるとき、ふと
「あ、もうここまでかな」
そう思った瞬間、それまでは意識していなかったある程度の高さのところに、
急に天井が出来ちゃうんだと思うんです。
一度天井が見えてしまった人は、それより上には簡単には行けなくなってしまうと思うんです。
僕は「音声」の駆け出しとして、「音楽」や「音」そのものの、新しい世界へと足を踏み入れることが
出来ました。それは本当にたまたまの出来事なのかもしれませんが、幸運だったように感じます。
すると、ぱーっと、目の前の世界がさらに遠くまで見渡せるようになったような感覚を覚えました。
ものすごく高いところまで、登っていく階段が見えるような感覚です。
最近は、天井が見えていた、というよりも、なにかモヤモヤとした霧のようなものが、先の視界を
さえぎっていたように感じていたのかもしれません。
そんなモヤモヤが目の前をぱーっと消えてなくなり、いまは快晴の空。
「天井のような何かモヤモヤしたもの」は、見えなくなってしまいました。
視界が急に広くなったので驚きはありましたが、またここから全力で駆け上っていくことに
さほど不安はなくなりました。
僕はまだまだ、登っていけるようです。
これまでよりもいっそう、スピードを上げて。