今から30年近く前のこと。
それから、春のツアー、秋のツアー。
京都、大阪、神戸、岡山、倉敷。
その頃、付き合っていた彼女と。
2枚のチケットを握りしめて一人で。
毎回、欠かさず通った。
僕の青春は、彼の音楽とともにあった。
初めて、妻の肩に手をかけた夜。
アパートに帰って、何度も聴いた曲。
初めての夜、冷たいせんべい布団にくるまって二人で聴いた曲。
そして、今。
「もう行かなきゃ・・・」と手を振る君の後姿を見送って
ここで強く生きてく
季節はずれの台風顔負けの低気圧が
窓や屋根に雨を叩きつけて荒れ狂ってる
ベッドルームに目を覚ました君がいるような気がしてさ
思わず名前を呼びそうになる
目を閉じれば君がいる
どの部屋にも・・・
思い出と呼ぶには切なくて リアル過ぎて ふいに胸がつまる
「・・・泣かないで」と笑ってる君が見守っていてくれるから
ここで強く生きてく
埃かぶったアルバム取り出してページめくる
出会った頃のまだ少女のような君の写真
与えられた時間(とき)の中を精一杯生きた君
いつでも家族の港だった
目を閉じれば君がいる
長く暮らしたこの町のすべての季節の中
過ぎた日々が 今 永遠になる
「・・・泣かないで」と笑ってる君が見守っていてくれるから
ここで強く生きてく
雨音が静かになり
訪れる朝の気配が別れの時を告げる
「もう行かなきゃ・・・」と手を振る君の後姿を見送って
ここで強く生きてく
目を閉じれば君がいる
どの部屋にも・・・
思い出と呼ぶには切なくて リアル過ぎて ふいに胸が詰まる
「・・・泣かないで」と笑ってる君が見守っていてくれるから
ここで強く生きてく
ここで ひとり生きてく
彼は、なんでこんな曲が書けたんだろう。。。
妻を亡くすまでは、僕はこの歌の意味を理解できていなかった。
妻は、
今の僕を、どう見ているのだろう。
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