麻生氏の失言 | 妻との死別~再生

妻との死別~再生

21年間連れ添った妻との突然の死別。
長女の県外の大学への進学も重なり、家族4人の生活から息子と2人だけの生活に。
会社と家の往復の毎日。会社でも家でも仕事に追われるなかでのふとしたつぶやきです。

放言や失言を売りにしているような人物だが、今回は本当にびっくりした。


演説の中で、先日の愛知の水害を引き合いに、「安城や岡崎だったからよかった」。。。と



あの震災の直後、僕や妻は「あの時間でよかった」と話したことがあった。


あの時間だから、家族は全員、家に居た。

何が起きたのかわからない驚きと、恐怖の中でも、みんなで肩を寄せ合い過ごした。


もし、日中だったら。

子どもたちは、学校と保育所。

妻は神戸、僕は大阪。

みんな離れ離れでどうなっていたことだろう、と。


次々に明らかになる被害の様相。

犠牲になった多くの人たち、肉親や大切な人、家を失い、大きな痛み、苦しみを負った人たち。

「あの時間」だったがために被害に遭った人たち。


僕たちは、たまたま難を逃れた。でも、たまたま犠牲になった多くの人たち。


「あの時間でよかった、なんて、絶対に言ってはいけない」と心に刻んだ。


妻も同じ思いだっただろう。

直接、そんな会話はなかった。でも、「たまたまあの時間だから被害にあった人たちも居るんやね」、そんなふうに話したことがあった。

そして、それから、僕も、妻も「あの時間でよかった」とは二度と言わなかった。



麻生某ってのはいったい何歳だっけ?

いい年をこいて、これまでに他人の痛みや苦しみに思いを馳せたことはなかったのだろうか。


失言だとか、謝罪だとか、いくら取り繕ったり言い訳してみたところで、平気でそんなことを口にできる神経が、僕には到底理解できない。