【押取日記】Wabi_Sabi 紅谷"RBenny"亮次 ブログ

【押取日記】Wabi_Sabi 紅谷"RBenny"亮次 ブログ

全国のインストアイベントで活動中のWabi_SabiのベースRBennyです。
活動報告から楽器や機材をいじってたり。
音楽のみならず一緒に暮らす猫のことや気になることなども、つれづれなるままに記しています♪





 

POD Expressすごく良いです。

Wabi_Sabiで組んだメインボードがデカすぎて・・

かといって個人的にはもう何年もかけていて完成していて新しいプロジェクトでも始めない限りバラす気にはなれません。

 

スーツケースより大きなボードなので流石に現場に対する汎用性がないということで

去年あたりにサブボード的なものを組むのでわざわざ20年前の名機、LINE6のM9をあえてゲットしたりと頑張ってたのですが

そうこうしてるとPOD Expressが5月頃に発売となりました。

縁あって発売前から試させてもらってはいたのですが使い込んで行くとこれがなかなか深い。

 

初心者がまともな音を出すのは非常に難しいですが、これは本当にド初心者でも良い音出せるエフェクター。

 

2年前くらいから学生時代ぶりにロードバイクのトレーニングを復活させて頑張ってるのですが

やはり情報を集めてみると

 

アスリートのプロも

「プロだから難しい機材ではなくて、なるべく楽にパフォーマンス出せるものを使う」

というのは演奏の世界も共通してると思います。

 

つくづく安い楽器を使わない理由は楽に良い音出せるからなんだと思いますし

安い楽器を使う理由は改造して育てる楽しさ+自分のお財布をみてるからだと思います。

(私は両方のアプローチとも大好き)

結局、値段じゃなくて良い音が出てるのが大事。

 

閑話休題。

 

サブボードを使う時って

・サポートでのステージ

・レッスン

・初めましてのとき(セッション的なもの)

 

大体これに集約されます。

どの現場でも本気なんだけど煮詰めてるとか仕込んでる時間がない時には

パッと失敗なく良い音が出て欲しいのです。

私の場合は自分の基準以下の音を出したくないのが最優先事項。

 

そんな需要にバッチリハマるのがPODExpressです。

マルチエフェクター買っても音色は変わっても良い音になってるか不安とか

上級者でも最低限の以上のクオリティの音を即出したいミスりたくない、みたいな方には超絶おすすめです。

 

コロナ前から含めてここまで実戦向けのエフェクターはなかったなと思って

コロナ前後で確実に色々機材のアプローチ変えてきて自分も進化できてると実感するので

その中でも重要な機材ということであえてブログでも書いてみましたー。

 

もちろん仕込めるならメインボード持っていきますけどね。

おすすめです。

 

長いことFostex NF-1を使ってきて

リスニングとラージモニター的にに使ってるYAMAHA 1000mとの組み合わせで不足とかないのですが

コロナ期に色々と一新したいと考えていて

心臓部のモニターを替えないと次に進めないなと思い立って結構たちました。

 

だいぶ前のセッティングですがこちらに詳細があります

 

 

 

いくつか候補があったのですが

2つに絞れまして

 

 

こちらはJBL/705P

5インチでありながら39Hzからというバケモノスペック

3シリーズが安価ラインではド定番になってますが

こちらはペアで25万円ちょいといったところ

 

思えば学生の頃オーディオ屋さんで試聴をしまくってた時から

JBL的なアメリカンサウンドが大好きで

周辺の評判も良いしで第一候補にしてました

 

今回はヒビノプロオーディオセールスDiv.様からデモ機をお借りました

 

 

もうひとつはADAM audio A7X

こちらは武蔵丘高校軽音部顧問の先生所有のものを

今回のテスト用にお借りしています

 

ADAM audioの特徴はなんといってもリボンツイーターで

スペックではこちらもバケモノな50KHzまで再生

 

 

普段から使ってる

生っぽい演奏のものとダンス系のものとクラシックの3曲で比較しました

 

JBL705Pは後ろにある大きな改造YAMAHA1000Mより

超タイトな低音を聴かせてくれる印象でびっくり。。

音像はさすがに負けますが質感は圧倒的勝利です

 

音響が極上なライブハウスで音楽を聴いてるのに近いかもしれません。

クラシックでもティンパニとかシンバルの量感が

出てるっていうだけではなくて、すごくタイトなのでとにかく腰が据わってます。

 

一番驚いたのはかなり音量だしても

筐体の振動がものすごく少ない。。

これは小さいけどお金かけたなーってわかる箱です。

 

高域は思ったより落ち着いていて・・

それはたぶん低音がタイトっていうのと関係はありそう。

派手さは意外と感じません。

 

ここでは鳴らせる最大音量の前に飽和する感じがあったので

708Pを試したいところですがさすがに40万超えになってしまうので今回は予算オーバー。

 

 

ADAM audio A7Xは7インチなので一回り大きくなります

同じ曲でチェックしますが全く別の世界が広がります・・・

 

A7Xで聞くと705Pのほうが小さいはずなものの

だいぶ腰高で低音の定位が曖昧になります

これはNF-1もそうなので705Pがかなり良すぎということでしょう。

しばらく聞いてもトランジェントが出てないとかっていう感じではありません。

 

こちらは割と派手な鳴り方。

カラッと明るくてクラシックの金管とかむちゃくちゃ気持ち良い。

 

あとはボーカルの喉の感じが丸見えというか

かすれる感じとか簡単に聞き取ることができます。

バックボーカル(コーラス)の口もはっきり見えるのはやはりすごい。

 

そして定位がブチ抜いてよいです。

オーケストラのどの位置にどの楽器がいるか

とにかくパンが点で見える感覚です。

この値段でこの精確さ出せるのはすごすぎ。

 

かといってリスニングポイントがすごく狭いわけでもありません。

 

定位が分かる楽しさや金属物の気持ちよさとか

声の質感を鬼のように詰めたいとかだと間違いなくこちらという選択になります。

 

・・・

 

両方欲しいけどスピーカーの置き方として

うちではこの二つを卓の上に並べるのはないなと思うので

 

うちでの用途を考えると

やはり低音をスピーカーで決められると作業も速くなるし

キックとベースが一番時間がかかるというか

確信もてるまで頑張らないといけないので

705Pになるかなと。。

 

同じ作業するのでもヘッドホンだけでできなくもないんだけど

スピーカーで作業したときとは

やっぱり結果が変わる・到達点は変わると思います。

良し悪しではなくですね。

 

ちょうどTDする曲があって

705Pで作ったMixのキックが気持ちよかったので

これで間違いないかなと。

 

予算オーバーの708Pを頑張って買うという手も考えたけど

A7Xじゃないとわからない質感だったり

そちらで聞いたほうが気持ちいいリファレンス音源もあって

なかなか捨てがたいので

 

705Pを導入したあとに忘れられなかったら

さらに色々機材整理とかもして

A77XとYAMAHA1000Mを入れ替えるというのもいいなとか。

 

 

スペックじゃ実際は分からないんだけど

38Hzから出るのでA7Xの足りないところ補ってくるのではないかとか思うんだけどいかがなものだろう。。

 

両方使ってみてどっちか使わなくなることがあれば売却するのでも良いし。

 

とりあえずは705Pがとても印象良かったので導入したいと思ってますが

現在在庫切れらしく入荷まで2か月-3ヵ月待つとのこと。

 

楽器機材はコロナで工場生産不安定で困りもの。

それでも去年よりは状況良いですね。

 

こうどっちにしようかなとかやってる時が一番楽しいです。

 

 

 

仮に録音が24bit/48KHzだったりしても

編集作業をするときにオーバーサンプリングして作業するのにハマってます。

 

RME ADI-2 Pro FS Rを導入したからというのもあり。

 

高解像度でミックスすると特にリバーブやサチュレーション系のプラグインの効果が分かりやすくなります。

アナログ機材やコンボリューションリバーブだとリアルに近くなっていくということでしょうか。

 

録音でも効果が高くて細かいイントネーションや弦のタッチまで

ちゃんと意識する人であればニュアンスを鮮明に記録できます。

当然、後でトランジェント処理するにしても効き方が違いますね。。

 

何より一番の効果は繊細なところまでわかるので作業が楽しいです。

微細な手の触れるノイズや息遣いまでクリアに見えるようですし

波形そのものも滑らかできれいな形になりますね。

 

(逆に繊細すぎてまとまらない・・という方もいるようです)

 

デメリットはダメなものはよりくっきりダメになること

あとはデータが大きくなること。

 

ダメなものは元来ダメなので、それをなんとなく処理をするよりは

ちゃんとサチュレーションやトランジェント処理したりすることで

今まで以上に細かく善処できたり、

なんとなく使ってしまったものにNGを出せるジャッジができるようになるとすれば、

デメリットとも言い切れません。

 

あとはDAコンバーターの能力も問われます。

単に192KHzを再生できるスペックがあっても再現性がそこまで向上しないものもあるようです。

ほかの安価なインターフェイスも試してみましたがADI-2 Proと比べるとかなり劣ります。

 

 

どこでエミュレーション系のを使うか、デジタル系のものを使うかなど

確信をもって判断できるようになりました。

微細な歪みも見えて追い込めるからだと思います。

 

DAにこだわってなるべくドライでクロックが正確なものということで

ADI-2 proにしましたがハイサンプルでのMix作業で真価を出せたと思います。

 

単に自分にフィットしたということなので誰にとっても感動できるよ・・というわけではないですが。。