先日の日記で触れたとおり、今、脂質代謝障害をを直すべく、薬を飲んでいます。
処方してもらった薬はアドルバスタチン。

これまでもいくつか薬を出してもらいましたが、
今回はお薬手帳のシールに気になる記載を見つけました。

「テラプレビル(テラビック)。フィブラート系薬剤。グレープフルーツジュースとの併用に注意して下さい。」

ん?グレープフルーツジュース???

ボク、正直結構いい加減に薬飲んでます。
コーヒーで飲んだり、コーラで飲んだり。
緑茶でお薬を飲むのは結構普通。

あんまし良くないと周りからは言われますが、
どうよくないのか分からないし、飲まないよりはいいだろうと。
毎回お水を汲みに行くのは正直めんどくさい。
それよりは、手元にある飲み物でさくっと飲む方が楽ちんです。

そういえば、先日のホンマでっか!?TVでやってましたが、
ネットでこうやって飲んでいるお薬について話すのはいいことらしいです。
こそこそ薬を飲むより、飲んでいる薬について話すことがいいことらしい。
なるほどなと思いました。

さて、話をもどして、薬の飲み合わせ。
これほどはっきり、明示されたのは初めてでした。

薬剤師の方に聞くと、それほど気にしなくてもいいらしいけど、
グレープフルーツの成分と反応して、薬が効きすぎることがあるとのこと。
人にもよりますが、そういうことがあるので書いてます。と言われました。

そして、先日薬局に行った際に良いパンフレットを見つけたのです。
三共株式会社のパンフレットで、その名も
「気をつけたい薬と飲み物の飲み合わせ」
なかなか参考になったので記事にしておきます。

まず、グレープフルーツジュースと
一部の高脂血症の薬/一部の高血圧・狭心症の薬/一部の睡眠薬など

ボクが飲んでるアドルバスタチンも高脂血症の薬ですね。

グレープフルーツに含まれる特有の成分が、小腸の薬物代謝酵素の働きを妨害することにより、
薬の代謝が遅れ、血液中の薬物濃度が異常に上昇して、薬が効きすぎることがありまう。

とのこと。

はっきりこういわれると、なるほどなぁと思いますし、
流石にこの状態でグレープフルーツジュースで薬を飲もうとは思いません。

他に載っていた飲み合わせに関する記載。

牛乳と一部の抗菌薬

牛乳に含まれる大量のカルシウムが薬と結合し、消化管からの薬の吸収を低下させるため、
効果が弱まることがあります。
※この他、カルシウムを多く含むヨーグルトなどでも同様の相互作用がおこることがあります。

とのこと。
ヨーグルトで薬を飲んだことは過去にあるかもしれません。
こっちは効かなくなるパターンですね。気をつけます。


牛乳と一部の抗真菌薬

脂肪分によく溶ける性質がある一部の抗真菌薬は、脂肪分の多い牛乳と一緒に飲むと
消化管からの吸収が促進され、薬が効きすぎることがあります。
※この他、脂肪分の多い食事などによっても同様の相互作用がおこることがあります。


腸で溶けるタイプの便秘薬

通常、胃の中は酸性に保たれていますが、牛乳を飲むと一時的に大腸内と同じ中性になってしまいます。
このため、本来胃では溶けずに腸で溶けるはずの薬が胃の中で溶け出し、
その成分で胃が荒れたり、腸からの吸収が遅れて効果が弱まることがあります。

とのこと。
これは胃が弱いボクには要注意ですね。
しかも、健康診断でバリウム飲んだ直後の便秘薬を牛乳で飲んでいたような記憶が・・・。
気をつけたいと思います。


炭酸飲料と一部の解熱鎮痛薬

炭酸飲料は、炭酸ガスにより飲み物自体が酸性になっています。
このため、酸性の状態で消化管からの吸収が低下する性質のある一部の解熱鎮痛薬を
炭酸飲料で飲むと血液中の薬物濃度が低下し、効果が弱まることがあります。

とのこと。
これも過去にやっている気がします。風邪を引いたときの炭酸飲料って
おいしいんですよね。


そしてよく言われる緑茶についても載っていました。

緑茶と鉄剤の飲み合わせ

鉄は緑茶に含まれるタンニン酸と結合すると消化管からの吸収が悪くなるために、
以前は「緑茶と鉄剤を一緒に飲んではいけない」というのが常識とされてきました。
しかし、さまざまな臨床試験の結果から、タンニン酸との結合による
鉄の吸収低下は服用量全体からみるとごくわずかで、薬の効果にほとんど影響しないことが
明らかとなり、現在では「鉄剤と緑茶は一緒に飲んでも問題ない」という考えが
主流になりつつあります。

とのこと。
なるほど、鉄剤との飲み合わせが悪いと言われていたんですね。
そして、鉄剤ってなんとなく女性が多く飲んでそうなイメージがあるので、
恐らく、お母さんとかが緑茶で薬を飲むなって言われてきたんですね。
それがそのまま間違った形で伝えらえて定着してる。

やっぱり自分できちんと調べて情報を集めることは大切ですね。
間違えた情報を伝えないようにするためにも、こうして記事にしておきたいと思います。

そして、パンフレットにも書いてありますが、薬は医師・薬剤師の指示に従い、
正しく服用することが大切です。
記事をうのみにしないで、ちゃんと自分で調べて聞いてくださいね。