神道の基礎を学ぶべく、先日、日本書紀と古事記を読みました。
六国史を読む!風土記を読む!という選択肢もありましたが、
これをやると日本史の研究になっちゃうので、本来のボクの目的とは違う!

というわけで、聖書・クルアーン・日本書紀(古事記)と繋がってきた流れで、
般若心経を読んでみました。
そもそも、般若心経ってなんぞや?
というわけでちょっと予習。

昔々、鳩摩羅什さんがサンスクリット語で書かれた経典を
唐の玄奘さんがいい翻訳がない!といって、禁を犯してインドに行き、
もって帰ってきた経典を翻訳したものですね。
ちなみに、先日調べた諱の考えから、玄奘という記載を嫌って
三蔵法師と呼ばれるらしいです。

でも・・・三蔵って仏教の経と律と論を指しているので、
三蔵法師って不思議な名前なんですよね。
まぁ経典を持ってきた法師ってことなんでしょうね。
それって偉いの???

次に・・・なぜ般若心経なんだろう?と疑問に思いました。
正式名称は
仏説摩訶般若波羅蜜多心経

仏説 摩訶 般若 波羅蜜多 心 経
と分離できます。
ちなみにサンスクリットの原本には「経」の文字はないそうです。
勝手に経にしたんですね。

仏説は仏の教えですね。
摩訶は大きいという意味です。
そして、般若は智慧に対する当て字でした。
波羅蜜多は六波羅蜜多って言葉があって、
大乗仏教では、菩薩となるためには6つの方法があるとしています。
すなはち、
布施:施しをしましょう。
持戒:戒(自発的に約束した禁止事項、5つだったのに10個に増える)を守りましょう。
忍辱:耐えましょう。
精進:努力しましょう。
禅定:落ち着きましょう。
智慧:学んで真実を見抜けるようになりましょう。
ですね。
心はサンスクリットでは「呪」という意味もあって、
ここは呪の方が適切なように思えます。

以上を踏まえると…

仏説大智慧方法方法呪

ん~つまり6個ある方法論の1つなんですね。

ここで大乗仏教ではと前置きしましたが、
大乗仏教とは、自分だけのために仏教を学ぶなんて小さいやつ!
と旧来の仏教を非難して生まれた宗派です。
菩薩になることを目的としています。

もともと、仏=ガウタマシッダールタと思われますが、
彼は自分が身につけた幸せになる方法を人に教えてあげようと思って、
仏教を広めただけです。
仏教を広めて欲しいなんて言ってない。
そもそも、仏、仏陀は幸せになる方法を身につけた人であって、
ガウタマシッダールタ一人ではないと言ってます。

その教えの基本は所有の否定。
なにやら普段ボクがやってることと近いということが分かりました。
違っていたのは、知恵を所有することすら否定しています。
自説を主張することは、人の説を否定することになるから、
自説を強く主張はしない。ですね。

ボクはこうやって考え方を示していますが、
ボクはこう思う!こうしたら!と言っているだけで、
これだけが正しいとは思ってませんし、否定・批判も歓迎です。

とすると、大乗仏教って、旧来の考えを否定している時点で、
そもそもガウタマシッダールタの教えを否定しています。

もうひとつ発見したのは、インドでは当時バラモン教が信仰されてました。
輪廻転生、因果応報の教えがここにあります。
そして、今の自分は前世の行動の報いなので、おとなしく従え。
その行動は来世に活きるかもしれない。というのがバラモン教の概要。
こうして、バラモン・クシャトリア・バイシャ・スードラ・ハリジャンという
カースト制度が出来上がります。
梵我一如の教えをベースにして、神すらも呪術でコントロールしようと試みます。
そして、その方法をヴェーダとして、口述し続けた。
つまり、わざと文字にしないことで方法をバラモン階級で独占したんですね。
おかげで今も文書化はされているようですが、日本語訳は終わっていないらしい・・・。

ちなみにバラモン教を色濃く引き継いでいるのがヒンドゥー教みたいです。
但し、ヒンドゥー教は、地域信仰を片っ端から併合していったため、
すごいことになってます。

で、文明が発展していないころは、人は自然との関係が大事だったため、
神をコントロールできると思われるバラモン層は
それなりに崇められたんですね。

ここで文明が発展。人間の力で自然を少しコントロールできるようになります。
街が形成されていきます。
そうなると、自然との関係よりも人間同士の関係の方が重要になります。
僧の集団であるバラモン層よりも
政治力・軍事力を持ったクシャトリア層
そして商業を行ったバイシャ層の人の方が裕福になっていきます。

しかし、カースト制度の下では現世は変えることができません。
となると、バラモン教を否定する。
こうやってできたのが仏教なんですね。
つまり仏教自体が否定から始まっている宗教です。

一部を否定しつつも、基本的な考え方はバラモン教がベースになってる。
であれば、ガウタマシッダールタの教えを正しく理解するには、
バラモン教を理解しないといけない。
でもバラモン教の聖書にあたるヴェーダの日本語訳はない。
ただ、ヒンドゥー教のマハーバーラタの中に、
バラモン教の古代神話を含む話がちらほら出てくるらしい。

というわけで、諦めてマハーバーラタのあらすじを読んでました。
ついでにインドの宗教の歴史を調べてみました。

ヴェーダがないのがいまいち不満ですが、
とりあえず聖書と呼ばれるものを読んでみよう!
というボクの当初の目的は、三大宗教において達成されたことにしたいと思います。

当初の予想通り、色々ためになることも載ってましたし、有意義だったと思います。
おいおい、機会があれば記事にしていきたいと思います。