昨日はコーディングルールを決めてました。
PEARのコーディングルールはコーディング規約って書いてありました。

どうも違和感があるから、ちゃんと調べました。
やっぱり!
ってかボクのよく言ってる標準化がまた一つわかった!

PHPのライブラリPEAR(ペア)って言うのがあって、
それを調べてたら、コーディングルールが
コーディング規約って書いてあったんです。
なんでボク、ruleって言うんだろう?って思ってたら、
日本語がしっくりこないからですね。
ruleと規約は違います。

でもって、色々調べてみました。

ルールって何?レギュレーションって何?
規則と規約と規程と規定と何が違うの?

まず、ルールについて。
ルールとは集団における約束事を指します。
ルールを破ると集団が維持できません。
ボクも遅刻しないように気をつけよう・・・。すいません。

実はルールを守らなくてもいいんです。
守るか守らないか決めるのは自分。
守らないとルールの意味がないんじゃ?
違います。守らないと集団が維持できないだけです。
じゃあ、守らないと決めたら、やることは2つあります。

1つはルールを変える。
但し、この場合はルールが変わるまでルールを守るべきです。
ルールを守れない人がルールを変えるのは難しいと思います。

もう1つは集団から離れる。
守りたくなければ、集団に属さなければいいんです。
但し、国には所属せざるを得ないから、
法律は守らざるを得ない。
だから、自治政府作りたいんですよね。

ボクが会社に所属したがらないのはこのせいです。

で、ルールにはルールを決めるためのルールが存在するんです。
ボクは今コーディングルールを決めるために、
ルールのルールを作ってます。
これがないと、意味が無い。
作り直しです。

じゃあ、ここで一つ問題です。
どうやったらルールを決められるんでしょうか?

それは適切な権限を集団から貰うことです。
権限が無い人が決めたことはルールじゃない。
じゃあなんていうの?標準です。

ちなみに先ほど書いたPEARも原文だと、
Coding Standards
なんですよ。
http://pear.php.net/manual/en/standards.php

多分、コーディング標準じゃ伝わらないと思った人が、
コーディング規約って訳しちゃったんでしょうね。
http://pear.php.net/manual/ja/standards.php

ボクに言わせると完全に誤訳。

あくまでも普通ってこうですよって定義してあげる。
定義は新しくつくる前提条件だから、守るか守らないかは各自の自由。
あくまでも参考です。

具体的に言うとですね、
例えば次の説明文では、全ての名詞をピーにします。

ピーに準拠することをピーで定めると、
それはピーからピーに変わるんです。
何をピーにするかはそのときのピーに応じてチョイスする。

ピー終わり。

これは日本語を使っているけど、日本語じゃないと思う。
それは集団の決めたルール(文法)に従ってないから。

で、改めて日本語で説明しますね。

標準に準拠することを規約で定めると、
それは標準からルールに変わるんです。
何を標準にするかはそのときの状況に応じてチョイスする。

と言うわけです。

まとめると、
作るべきは標準。
それをルールで適用する。

ですね。

さて、やっと本題、

広義の規則【rule】
定款、規則、規約、規程の総称。

狭義の規則【regulation
国の立法機関である国会が立法機関として制定した成文法以外の成文法。
要は、
成文法=法律+広義の規則
ですね。
ちなみに不文律はこの時点で規則ではないです。
なぜなら成文法でないから。
韓非子さんが言うように、ルールは明文化しないといけない。

ちなみに不文律をルールにすることもできます。
さっきの説明の通り、
その他の事項に関してはボクの一存で決める。
っていう文章を明文化すればいい。
こんな怖いルールを持つ集団に誰が入るのかは謎ですが、
それはそれ。ルールとしては成立してます。

規約【bylaw】
集団において、構成員を規律するための決まりごとのうち、
総会において定められる性質を持ったもの。

規程【stipulation】
事務遂行上必要な関係を規律する内規的なもので、
執行機関が決定し得る性質を持ったもの。

規定【article】
広義の規約の条文の内容を指す。

ですね。
日本語って難しい。

おまけ
goo辞書より

規則
(1)行為や手続きなどを行う際の標準となるように定められた事柄。きまり。
「―どおりにやる」「―を守る」
(2)法則。秩序。
「―正しい」
(3)国会以外の諸機関によって制定される法の一種。法律・命令などとならぶ実定法の形式の一つ。衆議院規則・参議院規則・最高裁判所規則・会計検査院規則・人事院規則などのほか、地方公共団体の長の定める規則などがある。規則は法律に違反することができない。

規約
(1)人々の協議によって決めた規則。
「―に違反する」
(2)団体の内部組織に関する規定。

規程
(1)特定の目的のために定められた一連の条項の全体をひとまとまりとして呼ぶ語。国会の両院協議会に関する規程など。
(2)官公署などにおける、内部組織・事務執行などの準則。
「事務―」

規定
(1)物事のありさまややり方をある形に定めること。また、その定め。
「―に従う」「概念を―する」
(2)法令の条文として定めること。また、その条文。 →規程(1)
(3)〔化〕 溶液濃度の単位。溶液1リットルの中に溶質1グラム当量を含む濃度。記号 N ノルマル。
(4)「規定種目」の略。

成文法(成分律)
文章に書き表された法。制定法。成文律。

不文法(不文律)
文章による表現がされていない法。慣習法や判例法がその例。不文律。

不文律について
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E6%96%87%E5%BE%8B

おまけのおまけ

放送禁止用語一覧
http://monoroch.net/gallery/kinshi/

万古焼、さて何て読みますか?

余計なことに時間を取られてしまった・・・
標準化についてレベルアップしたからいっか!

たらららったったった~♪
もとはレベルがあがった。