神奈川県から心身の発育の遅れとの嫌疑を三年間受け続けて長男の彦ちゃん
「子供病院」や「ユーカリ園」にも大変お世話になったが
結論としては 標準的な成長曲線の約一年後を追っていただけだと思う

そう言えるのも 福岡市博多区の「山王幼稚園」の二年間
家庭用ビデオカメラで撮ったのを観ると
年中組と年長組の時とで 著しい成長が感じられる
遊戯や駆けっこをしている時の自分のいる場というものが分かるようになり
集団の中で自主的に判断して行動できるようになった

藤沢市辻堂のとある幼稚園の年少組をドロップアウト(退園)した彦ちゃん
東北帝国大学の哲学科卒業のお爺さん園長との話し合いで お父さんが決めた

決して「子供病院」や「ユーカリ園」で見たような悲惨なケースではない
保健所の半年検診でまだぐらつく首を「過保護」と言われたその日から
お母さんは「逆亀の運動」(俯せにする)をさせ始めた
お父さんは電化製品のロゴマーク(商標)を教え始めた

大切なのはLOVEでもあるが RUB(こする 刺激する)なのだ

アイヤヤヤヤ(パイオニア) アイヤ(アイワ) イタチー(日立)から
日本語の単語になってきても 二語文がなかなか出ない

そんなとき横浜駅で途中下車してY書店でG社のビデオテープを数本買った
その中の一本「ケロッピーと何とか(忘れた)大魔王」が正解だった
妻に聞くと 一日中繰り返し見て ペンギンをやっているとのこと
ペンギンとは 両手を振って喜ぶ彦ちゃんの癖である

その後 このビデオテープの物語をお話しするようになった
何とはじめから終わりまで丸覚えである 子供にはこんな能力があるのだ
とにかく 日本語だけでもきちんと話せている

子供の心身の一つ一つの問題を親達は如何にしてRUBして 克服して行くか
子供の心身の発育の遅れは 親達にとって大変辛いことだ
しかし諦めてはいけない 長期的に小学二・三年生ともなれば取り戻せるのだ

それからも 色々なことがありまして とんちんかんなことばかりの
妻が言う「ネジが一本ゆるんだ」彦ちゃんだったが もう少しで大丈夫

小学生ともなったら ケロッピーともお別れだ
「ありがとうケロッピー あなたはこの池のプリンスよ」とアヒルのお母さん
このビデオテープの物語の最後の台詞である


                                               (July 8,2003)

 
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