居酒屋きさらぎが閉店になる頃マスターの法夫(のりお)は妻に何か指示をしていた。麗子と誠はまだおしゃべりに熱中していた。
「タクシー呼ぶからさ、ちょっと出かけよう」と法夫。
「これから何処へ」と二人。
「何でん(も)いいからさ」
タクシーが着いた先は大波止と呼ぶ長崎港の旅客ターミナル。
「五島行きの桟橋や。ここがいいやろ(だろう)。漁港が新港に移ったので静かなもんや。誰も来ない」と法夫。
「ほら時間だから電飾は消えているけど稲佐山も見える」と誠。
「正面が今度出来た女神大橋ね」と麗子。
法夫はワイングラスとワインと摘みを出した。
「わー素敵、ここでワインを飲むんだー」と麗子。
「そーちょっと気障で格好いいだろ」と法夫。
「今日は飲み過ぎたかな」と誠。
「体重110kgの開業医が・・・・あたし達二人分より重いのよ」と麗子。
「ははは・・・・」三人が笑って乾杯となった。
「ところでクイーンエリザベスも帆船祭の日本丸や海王丸もあの下をくぐるのね」と麗子。
「そう長崎のゴールデンブリッジさ」と法夫。
「車が100円、バイクが10円、歩行者はただ」と誠。
「そしてどうなの?」と麗子。
「がらがら」と法夫。
「この国は金持ちでいくらでも金が余っているのかね・・・・」と誠。
「ほんで、今後何時東京から帰って来るの?」と法夫。
「親に急なことがなければ又三ヶ月後に長崎で公演。メール流しておく」と麗子。
「翻訳会社に芸術家か・・・・麗子も大変やな。おいたち(おれたち)再来年は還暦ぞ」と誠。
「歳のことば(を)言うなて(なって)マコ、個人差がある」と法夫。
「長崎で開業医の奥さんにでもなればよかったな・・・・」と麗子。
「津田塾出の才媛が、自分が医学部に行けばよかったんよ」と誠。
「あのよう(よく)使いもせん女神大橋に乾杯」と法夫。
熱帯夜の深夜の桟橋で三人の同級生の酒盛りはもう少し続いた。
(Oct.19,2007)
「タクシー呼ぶからさ、ちょっと出かけよう」と法夫。
「これから何処へ」と二人。
「何でん(も)いいからさ」
タクシーが着いた先は大波止と呼ぶ長崎港の旅客ターミナル。
「五島行きの桟橋や。ここがいいやろ(だろう)。漁港が新港に移ったので静かなもんや。誰も来ない」と法夫。
「ほら時間だから電飾は消えているけど稲佐山も見える」と誠。
「正面が今度出来た女神大橋ね」と麗子。
法夫はワイングラスとワインと摘みを出した。
「わー素敵、ここでワインを飲むんだー」と麗子。
「そーちょっと気障で格好いいだろ」と法夫。
「今日は飲み過ぎたかな」と誠。
「体重110kgの開業医が・・・・あたし達二人分より重いのよ」と麗子。
「ははは・・・・」三人が笑って乾杯となった。
「ところでクイーンエリザベスも帆船祭の日本丸や海王丸もあの下をくぐるのね」と麗子。
「そう長崎のゴールデンブリッジさ」と法夫。
「車が100円、バイクが10円、歩行者はただ」と誠。
「そしてどうなの?」と麗子。
「がらがら」と法夫。
「この国は金持ちでいくらでも金が余っているのかね・・・・」と誠。
「ほんで、今後何時東京から帰って来るの?」と法夫。
「親に急なことがなければ又三ヶ月後に長崎で公演。メール流しておく」と麗子。
「翻訳会社に芸術家か・・・・麗子も大変やな。おいたち(おれたち)再来年は還暦ぞ」と誠。
「歳のことば(を)言うなて(なって)マコ、個人差がある」と法夫。
「長崎で開業医の奥さんにでもなればよかったな・・・・」と麗子。
「津田塾出の才媛が、自分が医学部に行けばよかったんよ」と誠。
「あのよう(よく)使いもせん女神大橋に乾杯」と法夫。
熱帯夜の深夜の桟橋で三人の同級生の酒盛りはもう少し続いた。
(Oct.19,2007)

