太郎左衛門
        
この年始に親不知が痛くなった。左の下あご。不思議なことに時を同じくして左側の耳も中耳炎になった。中耳炎はぬり薬で大分良くなり、生まれて以来の耳垢を根本的に取ってもらって気分的に爽快である。

さて親不知をとったあと一月も経つと違和感も無くなった。実はかかりつけの歯科医院は大学病院に紹介状を書いて自分では抜かなかった。医療事故を恐れてである。その後二年ぶりの歯垢取りを下側一日、一週おいて上側一日とした。

その後昨日のことである。右上の奥から二番目の歯に下に舌に当たるものがある。思い切って楊枝で撫でると写真の金属が出てきた。思い起こすに24・5年前虫歯に被せた金属だ。その間その存在さえ忘れていた。「優れもの」だなと思う。

親不知の抜歯をびびったかかりつけの歯科医院で新しく削って、型を取った。黙っていたら「これどうしますか」とお親不知のときの様に聞いてこない。昨日写メしといてよかった。

この四半世紀も頑張ってくれた被せ物に感謝の気持ちが涌いた。

                                                                                       (Feb.8,2012)
 
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