ひとまず獣医師側の個人的感覚優先で書きましたが、、、これで全部理解してもらえるとは思いません。まだまだお付き合いいただければ幸いです。
Twitterでも多くの反応いただきありがとうございます。実際細々と始まっていくと思ってましたので、早くも多くの方に考えていただき嬉しく思います。
ちなみにこのブログを書くにあたって、他の先生方が同じ内容をブログ等で書いてはいないかどうかチェックをしてたのですが、、、、
こんなに好きだ嫌いだとか書いてませんでした、、
「書く必要のない当たり前の感覚」だからでしょうか?ただ、今回の衝突をお互いに理解するにはこの感覚や感情抜きでは難しそうです。
それだけ療法食には根が深い問題があります。もっとポンポン進めるつもりでしたが、Twitterの反応見てると追加の解説が必要なようです。
難しいことは書きませんとは言いましたが、、
感情論だけでは疲れるので、そもそもの知識として
病気療法食って何?
という事を掘り下げます。
真面目な方のために、自由に閲覧できる資料も添付しておきます。2014年のペット栄養学会誌の一部です。
『療法食の適正理由の現状と課題』
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpan/17/2/17_86/_pdf
全部を読まなくても結構です。簡単にまとめると、
①療法食とはペットフードのうち、特定の疾病等に対して治療として使用することを意図して作られたもの
②療法食はもともとメーカーから動物用医薬品の卸売業者が購入・在庫して、それを在庫スペースの限られた各動物病院に納品していた
最近は卸売業者以降の流通において、
ネット通販、ペットショップ、量販店に療法食が再販売されることが増えている。
③日本では療法食の位置づけや表記に関する法律はあるが、医薬品でないため流通が制限される事は無い(←最重要!!)
④動物病院での診察を受けることなく、飼育者が療法食を直接購入し、長期的な誤使用から健康被害がてるケースも報告されている。
、、、、要するに医薬品のような側面を持つ特殊なペットフードなのに、
誰でも買えます。
手に入るなら誰でも売れます。
どう思います??
自分で書いてて、、というかこのブログのために改めて勉強・確認していくと、、、
もう滅茶苦茶ですよ
更に、、
療法食って、決して安くないんですよ。一般食、と言われている他のペットフードに比べると値段設定は高くなっています。
この高い理由については、話題が大きく逸れるため言及しませんが、、
結果的に起きる事は、
大量注文・発注できる販売元が価格競争で価格を下げる
↓
薄利多売のため、顧客の間口を広げようとする
↓
ネット通販や量販店など獣医師を仲介しない販売を増やす
実は、この図式が昔からでき上がっています。
ですので
特定の病気治療の目的がありながら、
診察・検査どころか相談する事なく
手に入れることができる治療ツール、、
これが今の日本の療法食です。
一部メーカーはこれをなんとかしようと色々工夫していますが、現状大きく変わりません。
この問題を獣医師一人一人が努力して改善させることはできるのか?
自分たちの声が届く範囲で、伝え、理解してもらうことしかできないと思います。
各飼い主さんに伝えるのは、大変です。
だってネットより僅かでも高いフードを買ってもらうことを説明しなければいけないのです。正しい方法で提供してるのに、、、、
おそらくSNS上で衝突していた獣医さん達は、ホントにこの問題に真摯に取り組み、辛い思いを多くされている、、と思います。(違ったら反論お願いします、、)
お疲れさまでした。
療法食を解説、、、と思ったら、ボリュームが1.75倍になってしまいました。
ひとまず、、、
獣医師が療法食販売に対して神経を尖らせていること
根本的解決策が「療法食に関わる法律を作る、または変える」しかなく、
現状では各獣医師が地道に啓蒙していくしかない
この背景があることをご理解ください。
、、、そんな中、某大規模グループ経営動物病院(多分、、おそらく、もしかしたら獣医師)が
平気で療法食販売をしているのだから、そら腹たつわ
という事で、次回あたりは「とある動物病院の獣医師の活動」を解説していきます。
ご本人にもブログに書かせていただくことの承諾をいただきましたので、客観的事実に基づき、しっかり解説していきます。
長文・駄文、失礼致しました。