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9504の中国電力の1Qはどう見ますか?
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本日(2026年7月31日)発表された中国電力(9504)の2027年3月期 第1四半期(2026年4月〜6月)決算は、前年同期の黒字から経常赤字へ転落する厳しい着地となりました。
決算の全体感と赤字の主な要因、そして今後の下支えとなり得るポジティブ要素を整理しました。
1Q決算の概要
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売上高(営業収益): 3,439億円(前年同期比 +143億円 / 増収)
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営業損益: △53億円(前年同期:396億円の黒字)
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経常損益: △32億円(前年同期:339億円の黒字)
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四半期純損益: △37億円(前年同期:268億円の黒字)
赤字転落の主な原因
主な原因は、事業の抜本的な悪化というよりも「燃料費の期ずれ」と「原発の定期検査に伴う一時的な燃料費増」の2点です。
① 燃料費調整制度の「期ずれ差損(タイムラグ)」
電力会社の業績を大きく左右する燃料費調整制度において、前年同期に生じていたタイムラグによるプラス効果(差益)が解消・反転し、期ずれ差損へ向かったことが利益を大幅に押し下げました。
② 島根原子力発電所2号機の定期事業者検査による停止
島根原発2号機が定期事業者検査で稼働停止したことにより、その間の発電を火力発電などで代替する必要が生じ、燃料費(原料費)負担が一時的に増加しました。
ポジティブ・注目すべき要因
赤字決算ではあるものの、下支えとなる材料や中長期的な見通しにおけるプラス面も存在します。
① 総販売電力量の増加(本業の需要は堅調)
燃料費調整額の減少要因がありながらも、総販売電力量が増加したことで売上高(営業収益)自体は前年同期比で+143億円の増収を確保しています。電力需要そのものが冷え込んでいるわけではありません。
② 一過性要因・タイムラグ要因が中心
今回の悪化要因の主たる部分は、原発の定期検査による一時的な停止コストと、タイムラグによる会計上の期ずれです。
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定検完了後のコスト改善: 島根原発2号機の定期検査が完了し再び高稼働状態に戻れば、高コストな代替火力の炊き増しが抑えられ、再び燃料費の削減効果(収益改善効果)が期待できます。
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タイムラグの平準化: 燃料価格の動き次第ではあるものの、期ずれ影響は中長期的に平均化されていく性質を持ちます