関税・外国為替等審議会(外為審)の外資特別部会は英投資ファンドのJパワー(電源開発)株の買い増しを事実上拒否した。電力事業を営む公益企業に対し、短期投資による収益向上や経営関与をにおわす姿勢に懸念を示した。
15日の部会では審議委員の6人が全員一致でザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド(TCI)の買い増し計画に「ノー」を突きつけた。部会長の吉野直行慶大教授は記者会見で一連の計画は「日本にとって大きな打撃になる」との強い懸念を強調した。(15日 23:53) 日経
電源開発って東電なんかの電力が足りない時に電力会社に電気売ってる会社で、採算が合わないからって不採算の事業や事業所撤退されたら確かにまずいことになります。
株主構成見ると筆頭株主のTCIが9.9%でそんなに多くない。
外人に限らず利益追求する特定株主に権限が集中するのが怖いんでしょうね。
日本国内の投資家でも理屈上は同じなんだけど、外資を嫌うのは企業買収の目的が金だけって意図が強い傾向があるんだからだと思う。
そんな事ハッキリ言えないよね。
国家として大事な企業なら国で何割か株持って発言力確保するようにした方がいいんじゃあないでしょうかね。
それにしても国が買収防衛策やって外国人と一緒に日本にとって大きな打撃だとか脅し文句を宣伝しまくってる奴ってなんなんでしょうね。