『プロメテウスは電気椅子の夢を見るか?』の演者さんの選考を進めている.
 面談させていただいてホンをお読みいただくのだが,初めて,じぶんが書いたものにaudienceが泪する瞬間に立ち会った.嬉し泣きしそうになった.
 報われた.
 『プロメテウス』が我が最高傑作であることは自他ともに認めるところだ.この作品を書きあげられたのだから,生き存えてきてよかったとおもった.

 率直に云うと,『プロメテウス』の責務は,著者であるおれ自身も量りかねている.ただ,お読みいただいた方々からは望外の評をいただいている.
 『Mr.Wells』が『Eureka』を経て『プロメテウス』までおれを連れてきてくれたことに感謝.
 結局,天は,おれに創れと命じているのだろう.太陽に近づき過ぎて奈落の底に叩きつけられたのもその布石に過ぎなかったのだ.
 居直ることを拒む君へ.