やっと『水のないプール』を観た.『十階のモスキート』もそうだったが,『Taxi Driver』に影響されているという印象を懐いた.

 藤子不二雄Ⓐ『勇気は損気』は,主人公が渇望したheroになれそうな機会に遭遇する果たして捏造してしまう,という譚だ.かかる主人公はTravisと同一視できる.

 そういう機会が訪れてくれたら,という願望は普遍的.

 だが,「人生は劇的ではない」.

 heroになれる機会を[選択的非注意, 確証bias]等によって捏造してしまうのは,醜いことだ.ドン・キホーテがそういう譚だ.

 

 自己愛や自己顕示欲の傀儡に堕さぬよう,energyを持て余さないことを心掛けたい.

 

 橘 玲の著書は,数点,読んだ.いまのところ,『言ってはいけない』が最も印象に残っている.彼の著書(群)は不思議だ.論文でもないし,ルポタージュでもない.竹内 薫が著しているような読み物の文系版.そういえば,鶴見 済や適菜 収もそういった論を発表している.ライトノベルみたいに,ライト論文とでもlabelingしてみようか.

 [橘, ひろゆき]は,時事を評論している.炎上を怖れない率直な洞察は消費するに値する.彼らは,課題について,solutionを列挙する.その能力に秀でている.

 彼らの論は,消費するに値する.小説の語源は,非公式の説だったと花村 萬月が書いていた.中森 明夫の小説について「作中に現れる諸論が興味深かった」との評を見掛けた.

 私も,論ずることが好きだ.『世を棄てよ、街へ出よう』では,「論ずる」という動詞について,考察したくらいだ.

 私の創る演し物は,論が最も威力を発揮するような場面を描くことが多い.

 一席ぶってみたい,というのは劣情だ.呑み屋で若い子を捕まえてそういうことにつきあわせるのは公害だ.適切に処理しなければならない,ヒトならぬ<人間>ならば.

 

 論者,とは,知識をbaseに論ずることができる個体群を指す.知識に基づいて論理的に叙述できる.

 

 ナゾの文章になってしまった.

 

 論説がmarketに流通している.それらを発する人々に対して,46を目前にして,What? という疑問を懐いた.positiveでもnegativeでもない,疑問.とりあえずそれを書き留めておく. 

 

 『永遠のユメ』執筆中に購って読みはじめたものの,『永遠のユメ』を出汁に考察したいことの解が書いてあったら? と思い,中断した.

 やっと『永遠のユメ』に一区切りつけたので,resume.

 『暇と退屈の倫理学』を読んで,悟ったこと:

  人類にとって退屈は有史以来脅威であること.ポストモダン関係なし/* 大きな物語が健在だった頃に生きていた人々は退屈と無縁だったというのは経済人仮説 */.かのジル・ドゥルーズでさえ,対策は「毎週末,美術館や映画館に行くこと」らしい.

 多趣味だと評されたことがある.

 『中間管理録トネガワ』でティアドロップの権田さんが説いた「たけしタイプ, 所さんタイプ」.

 たけしチルドレン/* ニセたけし軍団の一員として勝手に薄造りジェイソンと名乗っている */と自認しているが,じぶんは所さんタイプなのでは…!? おまけに所さんは成功しているものの一番好きな事業/* 音楽活動 for 所さん */だけはさっぱり,というところまで似通っている…

 殿,スミマセン…!