つい先日,11年3ヶ月の結婚生活が終わった.つくづくおれは他人と暮らす適性を欠いていると痛感した.
最初に結婚しかけた女に別れ際に云われた.「あなたは私のことをほったらかしにしている」と.今回の結婚生活もそこがbottle neckとなった.
個人として,やりたいことだらけ,なのだ.女といちゃつくのも愉しいけれど,それは憩い.憩いが時間割りを塗り潰せばそれは憩いではなくなる.
半年くらい前だったか,某所で立ち読みした龍さんのessayをAmazonで取り寄せた.『星に願いを、いつでも夢を』という書籍.龍さんのessayを購うのは二〇年振りくらいだった.その書籍に,龍さんが精神科医に「あなたはworkaholicだよ」と宣告されるepisodeが載っていた.その精神科医に拠れば,workaholicのfeature(s)は,生業漬けということではなく,[退屈と待つことを厭う,時間を惜しむ]らしい.当て嵌まる,おれ.
[村上 龍, 小林 よしのり, ビートたけし]は,数十年の間観察してきた.推し量るに,彼らはworkaholicだろう.
[babel, Wells, Eureka, Prometheus]で空っぽになっていたとき,ありふれた暮らしに救われた.
でも,おれはありふれた暮らしに向いていない.ex-wifeに対して負の評価感情は懐いていない.soul mateであることには変わりがないのだ.
おれは燃え尽きたいだけだ.