Switchゲーム Brotato レビュー
概要 ☆★★★★(4/5)
見下ろし視点の2Dで、迫りくるモンスターを、選べる6つの武器を使って撃退するローグライト系のゲームです。攻撃は全て自動となっており、キャラクターの操作はできるもののアクション性は低く、どうビルドを組むかが重要なゲームです。ゲーム性としてはVampire Survivorsに良く似ています。1プレイがだいたい30分で終わるあたりもそっくりです。Vampire Survivorsに比べ、敵の動きが早めで攻撃パターンも複数あるため、若干のアクション要素がある、武器・アイテムに加えステータスもあり、ビルドを組む楽しさが多い、など優れた点もあります。UIも良くできていると思います。ただしマップが1種類しかない、武器のエフェクトがどれも似たり寄ったり、成長要素がないなどの原因で、繰り返しプレイする楽しみがやや少なく、飽きるまでのプレイ時間という意味ではVampire Survivorsにだいぶ劣ります。520円というお手頃価格も考慮に入れ、☆★★★★4/5と評価しました。
評価(主にVampire Survivorsとの違いとして)
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優れた点
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敵の攻撃パターンが豊富で、それを躱すため若干のアクション性がある。棒立ちで良いというシーンは少ない。
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アイテムの種類が豊富で、それらがほぼ全てデメリットを伴っている(例:近距離攻撃力が上がるが射程が下がる)。それがビルドを組む楽しさに貢献している。
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武器・アイテム以外にステータスの要素があり、レベルアップ時にどのステータスを向上させるかが選択可能で、この選択もビルドに直結する。
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選んだ武器は途中で売却、新たなものを買い直すことが可能。それを前提とした装備もある。
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キャラクターもユニークな特性を持っているものが多く(例:武器を一切装備できないが、被ダメ時に爆発を起こす)、色々使ってみたくなるようになっている。
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武器、アイテムの情報が全て開示されている。どんな条件を達成すれば新たなキャラクターや武器がアンロックされるのかといって情報も開示されている。そのため攻略サイトを頼らなくても十分にクリアやコンプリートが可能
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難易度が選択可能。どのキャラでどの難易度までクリアしたかも分かりやすい。
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ニュートラル
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マップがあまり広くない。(かといって広ければ楽しいかというとそうでもないと思うので、単純に違いとして)
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20ウェーブに分かれていて、ステータス選択、アイテムの取捨選択はウェーブの合間に行われる
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劣った点
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何度もプレイしようという動機づけが薄い。プレイする毎に新たなキャラクターが開放され、それぞれのユニークな特性に合わせてどんなビルドにしようかと試行錯誤する楽しさはもちろんあるのだが、下記の原因で毎回同じようなプレイ感覚になってしまう
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武器のエフェクトが地味で、武器毎のエフェクトに差が小さい。さらに操作キャラや敵キャラに比べて武器のサイズが小さいことも相まって、どの武器が活躍しているのかが非常に分かりづらく、どんなビルドにしてもだいたい同じような見た目になってしまう。
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マップが1種類しかない。20ウェーブあるが背景も全て同一。
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成長要素がない。周回毎に新たな武器やキャラクターはアンロックされるものの、特に成長する要素がない。(ただしあまり成長しすぎてビルドに関係なく簡単にクリアできるようになっても面白みがないので、一長一短な面はある)
- 音楽も単調で1種類のみ(だと思う)
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(攻撃しているところだが、見ての通りエフェクトは地味)
まとめ
Vampire Survivorsに良く似たローグライトゲームです。少し飽きやすい点はあるものの、少しアクション要素があったりと優れた点も多く、値段もお手頃ですので、興味がある方は一度プレイしてみるのをお勧めします。