曾根崎心中とか心中 | らぞくまのブログ

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古川愛・くにえださわこ・熊田洋司による演劇ユニット「らぞくま」のブログ。


こんばんは。くにえださわこです。

ちょっとご無沙汰しておりましたが、みなさまいかがお過ごしですか?
だいぶん暑くなってきましたねえ。
部屋に入ってくる外からの風が心地よい季節になりました。

さて、わたし、もうすぐ、もうすぐ舞台に立ちます。
6月の19日から23日まで、東京小竹向原のスターダス・21のアトリエにてー。
「この世のなごり、夜もなごり ー当世情死考 曾根崎心中ほかー」

2013.
6/19 19:00(A)
6/20 14:00(A) 19:00(B)
6/21 14:00(A) 19:00(B)
6/22 14:00(B) 19:00(A)
6/23 14:00(B)

なんかタイトル長いんですけど、近松門左衛門の戯曲など数本オムニバスでやります。
わたしはBのほうで、落語の「品川心中」という作品のお染さんをメインでやります。
まさかの近松作品ではないというね。
ちなみにAでは遊女やりまっせ!わっち!
品川心中は落語ベースなのでいわゆるコメディ担当ですね。うふふ。
ただ全編関西弁ということで品川心中イン大阪みたいな感じです。関西弁、むつかしい。

さっきからずっと「幕末太陽傳」観てるんですけど、フランキー堺さんがええわあ。

そんなわけでここ最近、心中やら愛やら遊女やらについて考えておるわけですが、
お江戸の時代、元禄あたりに近松さんが曾根崎心中かいてからすっごい心中がはやったんですって。
死ぬのんがはやるなんてすごいなあ、としみじみ思いましたが、心中って愛情の究極の表現なんですって。
てことは、お江戸の時代には究極の愛がたくさんあったんやなあ。
今だとせいぜい、心中?いやあ、ええわあ。ってなるやろし、
現代だと愛の最高潮てなにが正解なのかしら?
死後の世界が分かるようにならないと現代人は心中なんてせんやろなあ。
なんてことを考えながら、ぼんやり過ごしております。

この時期の夜はちょっと肌寒い感じだけどなんだかいろいろなことに思いを馳せることができてよいですね。
みなさま、もし東京にいらして、情死、愛とか心中とかについて思いを馳せたい夜がありましたらぜひ観にいらしてください。