こっちはまだ最後の一口を口の中に入れた直後、口いっぱいモノが入っている状態なのに、皿が空くやいなや、「空いたお皿をお下げします」と、アッという間に持ち去る「いかにも仕事してます風」のウェイトレスやウェイターのバイト生が飲食店によくいます。こういう人は、たとえばこちらがグラスを持って飲物を飲んでいる真っ最中にも、こちらがグラスをテーブルに置くのを邪魔する勢いで、手を伸ばして隙を突くように強引に皿を下げようとするのです。


でもそのタイミングで下げるのはどうよ。すごくせわしい感じ。せかされている感じ。食べ終わるのを凝視されている感じ。というか嫌がらせの域。

食べるのに忙しいとき、飲むのに忙しいとき、つまり口にモノが入ってモゴモゴしているとき、同じものを他のメンバーがまだ食べているとき、テーブルの上が皿で溢れかえっているわけではない状態のときに、あまりにも早すぎるタイミングでテーブルに割り込んでお皿を下げるのはヨクナイ。もうちょっと後にしてくれないかしらー。


そう、間(マ)が大事。


食べ終わって、飲み終わって、ひと息つきましたよ~、というとき。全員その料理を食べ終わったというときや、口にモノが残っていないとき。そういう間(マ)を見計らって、おもむろに「お下げします」とスマートに持っていってくれないかしらー。


と、そのせわしいせわしい皿下げウェイトレスに以前から何度も嫌な思いをした美味しいイタメシ屋で、またしても今夜、最後の一口を口に入れた瞬間、こちらの食事の動作一環を邪魔する形で皿を下げにすっ飛んできてムッときたので、ついぞ店長に苦情を申し出た。


「改善します。」


と仰ってくださったので、期待することにしましょう。ウェイトレスやウェイターが気に入らないなら行かなきゃいいのに、なぜ行くかといえば、その店はとても美味しいから。せっかく美味しいのに、ウェイトレスやウェイターの間(マ)の悪さで台無しというか損をしている感じ。間髪入れずにお皿を下げる方針の店もあるのかもしれないけれど(単価が安く客の回転数で成立してるとか、ランチタイムならわからなくはないが)、ここのディナータイムはそこまで慌てて回転させるほどの料金設定でもないから、あれでは落ち着かず、いい気分はしません。


このお皿を下げるタイミングを客が意識しないですむ配慮ができるか否かで、「プロだな~」とか、「まだまだだな~」とか、「行き届いているな~」と、そんな差を感じます。