「ラスト・フレンズ ~最終章・愛と死~」
誰かが死ぬことは最初の時点で分かっていたけど、
それを実際に突きつけられた今回。
宗佑のあの自殺のシーンは切ないというか、苦しい。
あんなに悲しくて、切なくて、苦しい自殺のシーンは
高校教師以来だった、
好きな人に着せるつもりで買った、ウエディングドレス。
それを自分にあてながら、手首?を切った宗佑。
自分の愛の形を信じ、貫いたのに、
それは愛する人を苦しめることでしかない。
愛する人の最高の笑顔は、
自分がどんなに頑張っても手に入れられないもの。
愛する人の愛情は決して自分に向けられないもの。
それを悟った彼の答があの形だったのか・・・
宗佑の苦しみがほとんど描かれていないし、
彼のバックグラウンドもほとんどふれられていないので、
DVや過激な愛情表現の原因が宗佑だけにあるように、
見えてしまうのが残念だ。
彼は愛情の与え方、与えられ方を知らない。
自分の愛情を最大限相手に与え、
その愛情表現を相手にも求める。
確かに表現方法は間違っているけれど、
彼の一途な愛は、一面的な批判を受けるものではないと思う。
若干、話を変えて―
亮ちゃんの涙のシーンが好き。
1リットルの涙。
歩道橋の上での亜也から感謝の別れを告げられて、
車いすを押しながら崩れ落ちるシーン。
亜也から渡された別れの手紙を読み、
嗚咽をあげるように涙するシーン。
最終回、亜也の書いてきた詩を読み、
亜也の生きる力に感動するシーン。
これが私の中の、
「亮ちゃんの涙シーンBEST3」
でも、今日の最後の涙シーンはここに並んだ。
いや、若干超えたかもしれない。
これまではサイボーグのように冷血な雰囲気の宗佑が、
今日はすごく人間だった。
なんだか突然すぎるくらいに、宗佑が心を持ったみたいだった。
最終回。
宗佑はきっと死ぬ。
美知留を自由にしてあげようとして。
でも、それはきっと最後の束縛でもあるのかもしれない。
美知留は一生、宗佑を忘れることができなくなるから。
そして、美知留のお腹の中の新しい命。
あれはきっと宗佑の子。
あれだけ苦しみ、苦しめられた人との間にできた子供を、
美知留が産むと決めたのだとしたら、
それは美知留から宗佑への最後の愛の形。
俳優・錦戸亮の代表作
「がんばっていきまっしょい」
「1リットルの涙」
「アテンション・プリーズ」
そして、「ラスト・フレンズ」
それは間違いない。