バイクで最悪の転び方。特にレーシングスリックやハイグリップタイヤで起きやすい。
システムはこうです。

カーブでグリップがよいのでどんどん開けていく。どんなタイヤでも限界が来る訳で限度を超えればその内グリップが負けて外向きに滑り出す。
その時慣れている人はチョイ戻しで良いが不慣れな人は怖くて一気にスロットルをOFFにしがち。又は少しだけでも戻し過ぎる。すると滑り出したタイヤが一気にグリップを回復して車体を外方向にひっくり返してしまう。ので、人も車体も外方向に吹っ飛んでしまい、酷い時は地上何メートルも飛び上がる。すっ飛ばされた人と車体は悲惨な事に成る。
グランプリライダーでもこれをやらかすのだから鈍感な一般ライダーにはこれを抑えるのは無理だ。

今回オラがサーキットに到着した刹那レスキューのトラックに人が載せられて救護室に運ばれたが、ハイサイドで転んだそうだ。どこにダメージが有ったかは知らないが本人かなり痛そうだった。山でさんざけが人を見て来た過去のあるオラがぱっと見感じたのは肘から先の骨折であろう。上体起こすのが苦しそうだったから。1か月はギブスを付けての入院加療に成り仕事には行けないはずだ。

で、オラのドカ子。
普通~~のツーリングタイヤだ。しかもいつ変えたのかも知らないまま前の人のタイヤを引き続き使っている。ハイグリップの半分のグリップしかしないだろう。だけどパワーもssモンスターの半分も出ていないのでちょうどバランスがいいのかも。

実は今のツーリングタイヤは雨にも強いしライフは長いのだがハイグリップに比べてそれほど劣らないグリップ性能を持って居る。意外と優れモノなのだ。これこそがコンパウンド。科学的な混ぜ物のミラクルなのです。タイヤ温度が低い時はライフに、高い時はグリップに優位性を出しているのがこのコンパウンド。企業秘でしょうけどね。
さらにタイヤ断面を見るとサイドに柔らかいコンパウンド、真ん中は耐久性を持たせた固いコンパウンドで酷けりゃサイドに向けて断面三重構造に成っているタイヤも。

さて、ヘボライダーが乗るこのツーリングタイヤ。実は奥が深くて、少々シフトミスしようが、ラインを外してしまおうが、強引にインに切り込んでRを小さくしてしまい自分の首を絞めこんでしまって余分にバンクしようがかなりな範囲で許してくれる。リアがグリップを失って外に滑り出したことは一度もない。普通の人よりスピードが遅いせいであるが。
勿論チキンハートのオラのアクセルの開け方が人より小さいからであるし、1000ccのくせに85馬力しかないEGの特性のせいもある。国産200馬力モスターはとんでもないスピードで外側から抜いて行きやがる。

まぁ、今年の事はこのタイヤで持つだろう。写真ご覧の通りスリップラインまでまだかなり有るし。セミレーシングに買い替える金もないし。極端な話、雨を走らなければスリップラインが消えてスリック状態に成れば接地面が増えてグリップが上がる勘定だ。ただし、スリップラインまでのコンパウンドがメーカー保証品でカーカス近くのゴムは極端に性能が落ちるのかもしれない。

来月車検だ。予約したがまた金が掛かる。タイヤ買う金などどこにも無い。






猫死我生