

可能性として、元々皮膚の毛根に毛の先に色が付く所と付かない所が有って、初めから色が付く方が考えやすい。元々白い毛が後から色が付くのは考えにくいと申しましたが・・・(もっとも、さらに不思議なのは、実際の毛の最先端2ミリほどは白いんです。そのすぐ下から5ミリほど黒くて、その下は真っ白・・)
どうもそっちの学説も怪しいようです。
写真では良く解かりませんが、何だか肩口が妙に黒いなぁ・・と思いよく見ると、オペの為に刈られて短くなり、白かった毛が少しずつ黒く成って来ました。元の模様の色です。
ここで一つ疑問。
先端には色があったのに刈られてしまって真っ白に成った毛ですが、毛の根元まですっかり剃られた訳ではないのです。1ミリ位は残っていた。確かに白かった。
で、今その短い毛の先にに色が付いてきたという事は・・・
やはり後からでもその部分の毛は「黒く有るべき」と言う何らかの作用が有りそうだ。初めからでも、後からでも黒いべき所の毛は黒く成るようです。
何でミクロの世界で、(隣同士の毛根に色の違いが出る?その緻密さといったら人間の比じゃないですよ。皮膚中ビッシリ!多分1平方センチ辺りで数えれば人の100倍近いかと・・・)そこが黒で隣はグレーで、他は白なのか?結果出来た模様がそれなりに統一の取れたものになって、品種にまでなる。
ひょっとしたらグレーに見える部分も実は白と黒のコントラストの違いだけかも知れない。
特に、猫の場合、体表に現れている色の付いた長い毛は全体のほんの100/1?程度。色のついた毛の周りは殆ど非常に細くて短い緻密な下毛でして、体表の模様に関係していない毛なんです。
そもそも、その模様の猫が何故現代に生き残っているかと言うと、長い山暮らしの中で良い迷彩に成って何がしかのメリットが有ったのでしょう。と言うことは、怪我して元の模様を再現できなく成ったなら、それは持っていたはずの優等性を失うって事だから、何が何でもとりあえず元に戻す!と言う遺伝情報が有るのでしょうか?ね?
不思議な物ですねぇ、生命の神秘!
猫飯糞寝。