全国的に
急に寒くなったようで
冷気とともに
乾燥した空気がやってきます
私の住んでいる奄美大島は
ひじょうに湿度が高いのですが
それでも
ノドや肌が
乾燥しやすくなってきたので
内地にお住いの皆さんは
さらに乾燥を
感じていることでしょう
頭皮博士の私は
皮ふが薄く
水分をとどめておけない
乾燥肌です
長年 お手入れをしてきて
肌や頭皮が
どういう状態だったら
乾燥して
抜け毛や白髪が出やすいのか
感じられるようになりました
それは
頭皮が あぶらっぽく
ニオイがする状態です
肌は
水分と油分が
バランスよく混ざり合って
皮脂膜（ひしまく）という
菌やウイルスから守る
バリアを作っています
ところが
乾燥して
水分が足りなくなると
皮脂膜が作られなくなり
バリアがなくなって
危険なので
肌は
外の刺激から守ろうとして
皮脂をたくさん出します
つまり
肌の水分が足りないから
あぶらっぽさや
ニオイが出るのですね
夏は代謝が活発になり
皮脂も多く出るのですが
じつは夏よりも
秋の今くらいからのほうが
肌が乾燥することで
ニオイやベタつきのお悩みが
増えてきます
一般的には
ニオイやベタつきが気になるのは
皮脂が出過ぎているから
熱いお湯ですすいで
頭皮をしっかりこすって
ついでに
頭皮のクレンジングやら
頭皮マッサージの
ブラシやらを使って
「しっかり皮脂を落としましょう」
という情報が
出回っていますが
こういうことをすると
必要な水分まで奪ってしまい
ますます皮脂膜が作られなくなり
さらに
皮脂を大量に出すことになるので
逆効果なのです
水分と皮脂膜をたもって
皮脂を出し過ぎない
健康な頭皮を保つために
✅３０～36℃の
ぬるま湯すすぎで
肌をこすらないこと
✅化粧水をこまめに
頭皮に付けること を
お伝えしています
ところが
寒くなってきたので
頭をすすぐ時の
お湯の温度が
どんどん熱くなり
夏のあいだ
たっぷり付けていた化粧水も
付けなくなる人が多いです
空気が乾燥する時期ほど
ぬるま湯すすぎと
たっぷりの化粧水が
重要です
とくに
頭皮のニオイや
あぶらっぽさが気になる方ほど
お気を付けくださいね
＜目がお疲れの方は音声版をご利用ください＞
