「そのまま、お電話を切らずにお待ち下さい」
愚直なボクは、
左手に受話器を握り締めて
何回も繰り返される
その電子的な声を
ただ聞いている…
あとどれくらい待てば、
話す相手が登場するんだろう?
"Hold The Line"
Toto
そんなことを
ぼんやり考えてるうちに…
左手や左腕が、
だんだん痺れてくるよね。
諦めて、切ろうかって、時に…
「もしもし?」
・・・・そんな時は、
なかなか言葉が湧いて来ない。
「随分待たせてくれるじゃねぇか!」
とか・・・
「こっちも遊んでる訳じゃねぇんだぞ!」って、
凄んで見せることも出来なきゃ・・・
「やっと出てくれたねヽ(^。^)ノ」
って、媚びることも出来ない。
せいぜい
ボクに出来るのは、
「えぇ~っと…あれ・・?何、話してたんだっけ?」
って、ボケるくらいだね。
そんな人生。
いい加減、脱却しないとね。
「そのままキレずにお待ち下さい」
いや、もうムリだな。さすがに。