去年の震災から1年がたつ。
あの日、僕は新宿に居て、大きな揺れを感じていた。
今はいつも通りの平穏な街に戻っている。
今日だってテレビをつければ、東北の震災のニュースばかりで、
たまに起こる揺れは、またあの日のことを思い出させる。
当たり前に過ごせていること、普通にいられること、
こっちの街では被害はなくて、あっちの街では被害がおさまっていなくて、夜も眠れずにいるのに、
同じ日本なのに。
この違いは何?
食べたいものも食べられなくて、着たいものも着られなくて、寝たくたってゆっくり寝られない。
遊びに行ったり、デートしたり、散歩したり、
本読んだり、映画見たり、音楽聴いて、
テレビ見たり、仕事して、酒飲んで、…
昨日まで当たり前にあったものが消える。
そんなの、おかしいだろ。
やっぱ悲しすぎるだろ。
つらいだろうよ…
こういう想いは、心のどこかに必ず置いて、忘れてはいけないものであると僕は思う。
寄り添えたらって思うし、一緒に泣けたら、
元気が2倍になれるのにって思う。
…
今、それでも、前に向かって、
この時代は進み、時間は刻まれ、止まることはない。
一生懸命生きて、踏ん張って前に向かって進まなきゃいけない。それしかないけど、それが真実を作り上げていく道なのだろう。
あの日まであった、
変わらない街並みも、
笑顔で溢れていた日常も、取り戻す。
前よりももっと素晴らしいものになって、輝くために。
でもきっと大丈夫だ。
あるテレビの番組を見ていたら、
…
一人の人が落としたみかんを、そばにいた人がそれを拾ってあげていた。
これは、実験として、
コーナーで取り上げられていたけど、
30人中、30人が拾ってあげていて、
日本は堂々のランキング、1位。
世界中、どの国よりも、
日本が…
こんな、優しさに溢れた国はないでしょ。
手と手をそっと寄り添える国はないでしょ。
…
今日より明日、明日より明後日、
輝く日々を今も願う。
2012.3.11 SHIN