俺は今、歯医者に通ってます。
今月上旬に通ってから仕事と医院の休診が被ったりで予約が決められず
結局昨日4週間ぶりに行きました。

歯科医院って必ず絵本が置いてありますよね?
俺は今回の待ち時間で全部読んでしまったのだけど
そのとき読んだのが「めいとねこバス」という、ジブリ製ショートフィルムのパンフレット。
厳密には絵本ではないのだけど、性質的には絵本に近いから絵本とします。

で、内容はさておき、あとがきに寄せた、どこだったかの幼稚園園長の言葉が良かったです。

うろ覚えだけど、たしか
「こどもの描く絵って、お空に浮かぶ雲や飛んでいる鳥、地上に立っている建物やそこを歩く人」
「地面の中に居る虫などの生き物まですべてを表現している、すばらしい感性なんですよ」

見たいな事を書いていました。実際はもっとやさしく、本質をついた言葉だったけど忘れた。

とにかく、ただ単に絵を描く、と言うこと一つとっても、その人の人柄すべてが現れる。
俺は昔絵を書くのが好きだったけど、飽きっぽくて、うまく書こうという気持ちだけが勝って
どうすればうまく描けるか、と言う部分を全くすっ飛ばしてしまって投げてしまった。
今ならどうすべきだったか、なんとなく分かる。
一杯模写したり、絵を描き続けることで、技術は上がるとおもう。
それ以上に大事なのは、やはり世界を感じて、何かを思って、そこから湧き出す自分の心を
描くように、そうすればたぶん、へたくそな絵でも、いい絵といえるのではないかなと。

過去に書いた自分の落書き、殆ど残ってないけども
へったくそなその絵、たぶん、今の俺にはかけないだろう。いくら練習しても。

そんな俺だから、本屋で絵本を立ち読みして
号泣してしまうんだなと分かりました。

絵本はいいよね、文明の極みです。



って全然歯医者関係ないのさ