私の『夢の引力』は 途轍もない。
ものすごい力でひっぱられるのだ。


一度捕まる(掴まる)と、中々逃げ出せない。




きのうの夢も さふだった。


幾つもの物語のうち、記憶に残っているのは大別して3つの部分だ。




ひとつめ。


私は何をおもったか、自分で自分の四肢を切断した。

そして、新しい手足を再縫合した。

その縫合をしたのは、なんと大学時代のピアノの恩師である。


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その後にピアノを弾くシーンがあったのだが、うまく弾けず
私はシリツ(手術)を悔んだ。


そもそも何故そんなシリツをしたのかが謎だが、
うっすら残る記憶によると 「私の(シリツ前の)手足はもう駄目だ」と何故か感じ、踏み切ったらしい。





ふたつめ。


以前にリアルでも ふと呟いたことがあるが、私は養子を迎えようとしていた。

まだ6歳くらいの男の子だ。


だが、難しい子で 懐いたり笑顔をみせたり、中々してくれない。

信用してくれていないようだった。


何故このタイミングで視たのか解らないが、「養子を迎える」というのは
私が考えているよりもずっと難しく、『喜んでもらえること』とは限らない、
と思い知らされたかのような夢だった。





みっつめ。


私は、悪魔に恋をした。

彼は、私の望むものを 何でも与えてくれた。


あらゆる危険から私を守り、
もうひとりの悪魔が現れ、私を陥れようとしても 救い出してくれた。


「望みを叶えてくれるから、私は彼を好きなのかも知れない」とも 思い悩んだ。


それでも 私が彼を求めているのに違いはなかったので
私は最後の願いとして『彼』を望んだ。


約束の時間までに 彼が私のもとに現れてくれれば
私は最後にして最大の願いを成就できる。


もし来てくれなかったら その時は、滅びの運命を辿る事になる。



私は 待った。


もうひとりの悪魔が再び現れ、私を惑わす。
「来るわけはないだろう。あいつだって、所詮は悪魔なんだ」と...


それでも 私は信じた。

彼は必ず来てくれる、と。



約束の時間は迫っていた。

もう、一刻の猶予もなかった。



それでも私は、信じ続けた。





刻限を迎える前に

彼が来てくれたのかどうかを知る前に



夢は終ってしまった。





信じ 待っている間、
このうえなく幸せだった。

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Rayna