麻酔が効いてからと言うもの
今までが嘘のように、何事も無かったかの如く
ベッドで過ごしました。
準備していた音楽を聴いたり、
夫とそろそろかね〜なんて談笑したり
麻酔よ、君は一体なんなんだ?
どーなって私をこんな楽にしてくれたのだ?
と麻酔を擬人化してしまう程
麻酔に感謝していました
夫も「今までと表情が全然違う!」 と驚いていました。
陣痛促進剤の点滴の量も段階的にドンドコ増やされますが、痛くないのでめちゃくちゃリラックスしてました。
あ。ちょっと痛くなってきたかな?と思うタイミングで、麻酔ボタンを押すと麻酔が投与されるしくみなので、いちいちナースコールをしなくて済みます。
そんなこんなで麻酔投与から約5時間。
子宮口は全開。
そろそろお産になりますよーと言われました。
いよいよかぁ〜〜
やっと会えるんだぁ〜〜
ドキドキ
あれよあれよと言う間に、ベッドが分娩仕様になり
バタバタしてきました。
私も分娩スタイルになり、夫に立ち会いの説明がされます。(と言ってもただ背中側に立って背中を支えるだけ)
ここまでまる二日。
何も食べておらず殆ど寝ていなかった為
体力が消耗し、なんと陣痛が遠のいてしまうと言うトラブルが。
張りが来ないといきめません
次の張りでいきんで〜〜!
と言われ、
痛みは無くとも張るのはわかるので
キタキタキター!!と張りとともに思いっきりいきみました。
出てこない!
次、張りが来たらもっと思いっきりいきんで!!
そう言われるも次の陣痛が中々来ません。
子宮が疲れてしまっているようです。
(そんな事あるのね)
中々来ない陣痛に助産師さんたちに焦りが見え始めるのを感じました。
〇〇先生呼んで来て!!
促進剤は?
もうMAX入ってます!!
と言う声や、カチャカチャと何か器具の音もします。
ん?なんか私ヤバイの??
痛みが無い分周りの声がよく聞こえるのでめちゃくちゃ焦りましたが、私はとにかく呼吸する事に集中し、雑念を取り払おうと目をつぶりました。
すると、私の意識が遠のいたと勘違いされたのか
SAKURAさーん!大丈夫ですか〜??
と言われる
よし!陣痛キタ!!!
張りと共に渾身の力を込めていきみます!
あ。これ絶対筋肉痛になるな。
と自分でもわかるくらいレバーを握り締めると
力が強すぎて上体が起きてしまい
お腹にうまく力が伝わらない!
ゼエハアしていると酸素マスクを付けられました
先生に次の張りで産むよ〜〜!!
最後にするよ〜〜!!
頑張って!!
と言われ俄然ヤル気の私。
最初は先生が1人、助産師さん2人だった所に、
気がつくと
先生が3人、助産師さんは5〜6人居たでしょうか?
すごい人手です
麻酔科の先生まで応援に来てくださっていました。
私、ヤバイんだな…
何が何でも次で産もう!うん。そうしよう!
次の陣痛が中々来ないため、先生や助産師さんが足首をマッサージしてくれたり、乳首をマッサージすると刺激になって張りが来るからと乳首マッサージをしてくださっていました。
冷静に考えるとかなりの羞恥プレイですが、そんな事言ってられません。
お陰で張りがやって来ました!!
よし!!頑張るぞ!!!
頭の血管切れるんじゃないかと思うほどいきみました。
途中、呼吸を挟み続けていきみ続けました。
く、苦しい…
出た出た!
頭出たよ〜〜
もういきまなくていいよ〜〜!!
あ、あたま…でた…
良かった…
と思った瞬間、元気な産声が聞こえて来ました!
な、泣いた……
良かった……
ずるん!!
元気な女の子ですよ〜〜!!
そう言われ胸に乗せられた重さと温かさは一生忘れないと思います。
思ってたよりデカー!!
こんなん入ってたのか!!
無事産まれて良かったー!!
感動よりも無事産む事が出来た安堵感でニコニコ笑っていました。
絶対泣くと思ったのにな〜!
泣かなかった私。
夫もおつかれ!おつかれ!と
私の頭をヨシヨシしてくれていました。
産まれたてのベイビーは胎脂がベットリ。
産道を行ったり来たりしていたせいか頭の形はエイリアンみたいになっていて
おおおおおお
と思いましたが、すぐ綺麗に拭き取ってもらえました。
なかなか降りてこられなかったのは首にへその緒が巻き付いていたからだそうで、
最後のいきみで産まれなかったら鉗子分娩になっていたと後から聞きました。
私の呼吸が上手だったから赤ちゃんは苦しくならなかったよ!と言われ嬉しかったです。
何はともあれ五体満足、無事に産まれてくれた事にただただ感謝!!
無痛でも普通でも帝王切開でもお産は命がけなんだなぁと感じた体験でもありました。。