!!ここからは痛みについて個人的な感覚で表現致します。出産を控えていらっしゃる方は不安に思う表現があるかもしれませんのでご注意くださいませ。




タコ






朝6時。
夫が到着。


促進剤を再開した私はもう夫の顔を見る気力もないくらい消耗し、髪も振り乱し汗だく。
片手で手すりを握りしめ、もう片方の手でタオルを顔に押し当て
ヴゥゥゥゥゥゥウ〜〜〜〜
あ〝ぁぁぁぁぁぁぁぁあ〜〜!!
と唸っていました。
痛みが去ってもまたすぐに痛みの山が来る!!


すっかり変わり果てた私の姿に
深夜の過程を知らない夫はドン引き。

そりゃ引くよね。
病院を出るときはまだ話す余裕があった妻が
ケモノの様に唸っている…

そう、私は自分が怪我を負ったケモノになっていました。

うろたえる夫に助産師さんが、腰をさすったりお尻を押す様にレクチャーしています。
夫はがさすってくれる場所が痛い所と微妙にズレてる…

普段の私なら
「ありがとね、もう少し下のほうかなウインク
と言う所を
ちがーーう!!!そこじゃなーい!!ムキー
と叫ぶ程、夫を気遣えなくなっていました。

陣痛のピークが来ると
「お尻押してぇぇぇぇ〜〜!!!ムキー
と叫んでいました。

夫もNSTのモニターを見ることに慣れてきた様で
グラフの上がり下りを見ながらお尻を押してくれる様になりました。
(陣痛促進剤を始めたばかりの頃は20〜50位だったピークが100を振り切っていたそうですゲロー



いつまで我慢すれば麻酔が始まるのか?
麻酔科の先生はいつ来るの??

時計を見て7時になった時、
「ナースコール押してぇぇぇぇえ〜〜」 
と叫び、助産師さんを呼んでもらいました。


私「もう無理です!!もう無理です〜〜!!(号泣)」

助「もうすぐ麻酔科の先生来てくれるからね!そしたら麻酔してもらおうね!!」

私「もうすぐって何時ですかぁぁぁぁぁぁ(号泣)」

助「う〜〜ん、8時半…9時くらいかなぁ…?」

私「笑い泣きえぇっ?!無理!無理です〜〜!!(号泣))

助「ちょっと待っててね!聞いて来るから!!」


しばらくして再び助産師さんが来てくれて

助「8時に来てくれるって!!もうちょっと頑張って!!」

時計を見ると7時30分
おっしゃー!!あと30分なら何とか頑張れる!!

俄然やる気が出ました。