「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、生活習慣病の発症予防とその重症化予防を目的として、新たにエネルギー産生栄養素バランスの目標量の範囲が設定されました。1960年代ごろまで一般的に日本人の食事は、理想的なエネルギー産生栄養素バランスと比べると、穀物や芋などの炭水化物が多く、脂質が少ないバランスでした。その後は食生活の欧米化にともなって脂質を食べる量が年々増えてきています。国民健康栄養調査によると最近の日本人全体の平均脂質摂取状況は約25%であり、エネルギー産生栄養バランスはほぼ望ましい状況と考えられ、「日本が世界一の長寿国」になれたことや「お米を主食とした和食」の食事と深く関係すると言われています。
和食がユネスコ無形文化遺産に登録されているのをご存知の方も多いと思います。その登録理由に和食の特徴の一つとして、「健康的な食生活を支える栄養バランス」というものが挙げられました。和食の一汁三菜を基本とする日本の食事スタイルは理想的な栄養バランスと言われています。さらに、うま味を上手に使うことにより、世界でも類をみない動物性油脂の少ない食生活を送っていると言われています。和食の主食である「ご飯」を柱にエネルギー産生栄養素バランスに沿った食生活を送ることで、代謝が起こりやすく、身体の老化を遅らせ、生活習慣病にかかりにくくなる!と、お米は食生活の栄養バランスを取ってくれます。

