一昨日のカンブリア宮殿に登場した両備ホールディングス株式会社
の社長、小島光信さんの話は僕にとってとても刺激的でした。
倒産寸前の地方公共交通機関を立て直すその手腕は、本当にワクワクしっぱなしで、学び満載でした。
思わずテレビを見ながらメモを取りまくりでした。
この小嶋社長、もともとはバス会社の社長ですが、その経営手腕が評判となって、廃線寸前のローカル線を次々に立て直し、一躍時の人に。
「ネコ駅長」でローカル線を救ったことはマスコミでもたびたび報道されました。
僕が小嶋社長から得た学びは、
・歩いて調査
ローカル鉄道、ローカルバス、ローカルフェリーなどの周辺を歩いて調査。すると、大抵のことは分かるそうです。やはり足で得た情報は重要なんですね。
・補助金の誘惑を断つ
ローカル交通機関は、赤字でも国から補助金が出る。だから、経営者にも社員にも危機感が無く、運転・接客などが横柄になり、お客から見放される。
・運転技術を向上させる(バス)
事故減による保険料の劇的な削減、燃費の改善で利益アップ!
・公設民営
これは、港、付随施設、船、車両などの固定資産(ハード)は国が負担し、運営(ソフト)は民間が行なう方式。従来の第3セクター方式では、公と民が一体化して経営するため、責任の所在が不明確になり、失敗に終わるケースが多い。
・任せる
とにかく、現場の人に仕事を任せることで、やる気を高め、業績をアップさせることができる。これを信託経営と呼ぶそうです。
・熱意が無ければ、何をやってもダメ
ローカル線を立て直すにしても、住民や運営会社が本当に存続させたいという熱意を持っていなければ、絶対に失敗する。とにかく熱意があるかないかが成否を分ける。
他にもいろいろありましたが、経営に携わる人には何かしらヒントになる内容だったと思います。
僕も是非参考にさせて頂きたいと思います。
小嶋社長、ありがとうございました。
●追伸
久々の雨で、木々が嬉しそうです。これで涼しくなって欲しいですよね。