〘 彼らは生きてはいけないのか 〙
微生物、蚊やハエ、ゴキブリにも
〔生きる権利〕は、あります。
しかし害がある、あるいは嫌いだからという
情的発想で何の後ろめたさもなく簡単に死なせているのが現実ではないだろうか。
この延長戦で野良犬や野良猫に対してもこの対応をしているとすれば
平成の時代に、多くの市民がこれを問題に思わないことに大きな問題があると思うのは私だけだろうか。
山口県の野犬問題
歴史生態の中で人間が犬を愛玩動物にした経緯の中で
人間に頼らなくては生きては行けないようにしたのは人間であり、その人間が彼らに頼らせるどころか、無下にして野良犬にさせ、その増えすぎた野犬をただその場所から消すという目的だけで捕獲をして保健所に連れて行かれる、ワンストーリー。
この負の連鎖で山口県は毎年、犬猫殺処分率ワーストスリーに入る不名誉な記録を打ち立て、その背景には
無関心という冷淡な姿勢が浮き出る。
産まれたから、生きていたい
生きたいから、ご飯を食べたい
この想いを、私たちはわが子に託す想いと何ら変わりはしない。
ぜひ動物愛護という狭い視点ではなく、社会道徳的見地で
山口県の野犬問題を、ぜひ生活の中で意識して下さればと思うばかりです。
《この子達は生きてはいけないのか》
とてもシンプルに要点を掴んだこの言葉が心に響く。
生きている数だけの命を収容できるシェルターを立ち上げ
不妊去勢手術をしっかり行い、今の絶対数を減らすべく
しっかりとした指針と方向性を、2000の野犬たちを救え!プロジェクトは掲げます。
本日、施設拡張のため建築申請の審査が無事終了しました。
私たちが やるべきことは、今ここにあることを
社会環境改善のため、社会道徳のため、そして何よりも
不本意に野犬になってしまった彼らのために 頑張りたいと
思います。
2000の野犬たちを救え!プロジェクト