ADHD やる気が起きない | ずぼらママのお気楽育児学

ADHD やる気が起きない

ADHDが問題なのか、それとも息子本人の問題なのか。

第二弾 やる気が起きない問題を考えます。

 

やる気が起きないと一口に言っても、単に始動が遅いというだけでなく、徐々に上達するという道のりに対するやる気が持続しないという点に着目していきます。

 

現在、息子にスイミングを再開させたい私と、やりたくない息子との間で落としどころなど見つかるはずもなく、歩み寄れる可能性すら感じる事が無い日々が続いています。それでもなんとか感覚の違う部分を浮き彫りにさせるべく、恒例の質問タイムを設けてみました。

 

私: スイミングで、タイムが少しでも早くなるとか泳ぎ方がきれいになるとか、少し先の自分の姿を想像してちょっと努力してみようとか思わないの?

 

息子: 思わないし、想像しない。

 

1問目にして直球の回答。質問タイム終了となったのは言うまでもありません。

 

時間の感覚が違うから先をイメージしにくい、というのは理解していたつもりでしたが、スポーツをしている際にも『こうしたら上手くなるかも』というイメージができていない事が分かっただけでなく、

 

息子:『だって、オリンピックとか狙わせようとしてるでしょ?そんなのやりたくない』

 

とまで言い出しました。

オリンピックを甘く見すぎだし、自分の能力を客観的に見る事が出来ていない証拠だし、大真面目に言ってくる息子をあわれにすら思えてきてしまいました。

 

面白いからやる、つまらないからやらない。完全に5歳児の理屈です。

こういう5歳児理論が通らなくなってくる学校生活の中で、すべてが『やらされている』つまらない作業の連続であるからやる気が起きない、そして見当はずれの理由を振りかざして自分の殻にこもるという、この合わせ技は外から見ると無気力という3文字に集約されるのかもしれません。

 

また、オリンピックとか興味ないし、という一言も見逃せません。

自己の評価の低さが伺えます。

自信を持たせるために後押ししているはずのスポーツで、自信どころか自分自身を見失っているのかもしれません。でも体力づくりのためにスポーツはさせたい。悩ましい所です。