兄弟関係 | ずぼらママのお気楽育児学

兄弟関係

今日も湯汲先生のブログの考察です。青字は先生のブログの引用です。

我が家はひとっ子なので、兄弟関係のトラブルはありませんが、小さい子にやさしくするという事を教えるのはADHDいかんにかかわらず、大切な事と思います。

赤ちゃんの扱い方を教え、乱暴は許さない

小3の男の子は、3~4歳ころは弟の世話を焼きたがったそうです。やさしい気持ちはあっても、赤ちゃんは自分の思い通りにはなりません。嫌がって泣いたり騒いだりもします。

このときに大人が気持ちを認めつつ、実際に赤ちゃんの扱い方を教える必要があります。



息子が赤ちゃんクラスの親子スイミングに通っていた時に、たまたま更衣室で幼稚園生か小学校低学年くらいの男の子と一緒になった事があります。その時、その男の子の妹さん(お座りができないくらいの月齢で更衣室の床に寝ていました)がちょっと泣いたんですね。するとその男の子がすかさず行って、なんと、妹さんを踏んずけたんです。

私は思わず声を上げてしまったのですが、ママさんは『びっくりさせてごめんなさいね。この子いつもなんです・・・』と言って妹さんを抱き上げ、二人を引き離しました。

湯汲先生のお考えをあてはめるならば、こういうタイミングで根気よく『お世話をする』という事を身につけさせていくより方法はないのかもしれません。

ひとりっ子の息子はこの辺りの加減が難しいのは確かです。
もともと『空気を読まない』わけですから、小さい子が転んだり、ぶつけたりして泣いていても『大丈夫?』と声がかけられない。声かけてあげなさい、と促すと『知らない子だし、べつに僕は関わって無い』と平然と答えます。

こういう対応にギョッとしますが、これこそ矯正しつつ、年長者は年下の人を気にかけるというあたりまえの優しさを身につけさせなければと思うわけです。動物が大好きな息子は決して冷たいタイプでは無いと思うのですが、この辺り『他の為に』という感覚の欠如は否めません。

これも生活の中で『今これを買うと価格の一部が●●に寄付されます』みたいな物を見つけた時は、すかさず説明しながら買うようにしています。誰かのために。植えつけていくしかありません。



子どもの行動を、何でも病気のせいにする風潮があります

これは本当にその通りと思います。
逃げ口上と言いましょうか、色メガネと言いましょうか。

●●だから仕方無い、のではなく、●●が弱いからどうしていったら良いか、と考えなければ道は延びていかないのかもしれません。

数年前まではお友達とトラブルがあると、ずっと我慢して最後に爆発するというパターンが多かったのですが、ようやくその都度解決するという対応法を身につけつつあります。こういう事も意識的に身につけさせていかないと、誤解を受けるのは当の本人ですし、いつまでも親が訂正・補足できるわけではありませんのでね。転ばぬ先の杖とは良く言ったものです。


また息子に関していえば、犬を飼い始めるにあたり、息子が『子犬がいい』と希望した事もありますが、やはりここは子犬の大変さを学ぶ良いきっかけかも、という事で生後3か月の犬を引き取りました。この犬は保護犬の里親探しをしている団体から引き取りました。心も体も傷ついている子犬、そして引き取り手がなければ消されてしまう命があるという事を学ぶよい機会だったと思っています。


子犬はおもちゃくらいに思っていた息子ですから、やはり思う通りにいかずにイライラしたり、大事な物をかみちぎられたり、と『もうやだ』と言う事もしょっちゅうでした。更には私が犬ばっかりかわいがる、みんなが犬ばっかり注目している、とひがむ事もありました。

そのたびに、(人間と犬を一緒にして比べるのはどうかと思いましたが、)『あなたが赤ちゃんの時も、ティッシュをポイポイ全部箱から出しちゃって大変だったよ』とか、『歩けない~てすぐ抱っこだから同じだね』と、同じようにいたずらもしたし、たくさん注目されて育ってきたという過程を繰り返し説明しました。

犬との生活も5か月が過ぎましたので、犬も落ち着いてきましたし、息子も犬との関わり方が上手になってきたと思います。今までもカメや金魚は飼っていましたが、こういう相互でのやりとりがある動物を飼う事ができたのは良かったなと思っています。

夫も私も犬が大好きなので、家族全体が犬に癒されています。