変化する子 | ずぼらママのお気楽育児学

変化する子

今日も湯汲先生のブログから、青字はブログの引用です。


発達障害よりは「発達の様子」が適切

発達障害は他の障害と違い、発達期の子どもに現れます。子どもは大人と違い、「未熟性」を持っています。この未熟性ですが、さまざまなことを学ぶことで、成熟していくことがありえます。

実は、未熟なのか障害なのか、その見極めは専門家でも難しいことがあります。このこともあり、発達障害の専門家は、子どもの診断名が変わることに、あまり抵抗がありません。


この一節は本当にそのとおりと信じたいというか、成長の過程としておおらかにとらえたいと、心を支えてくれる所であります。

良く無いのは、一旦何かの診断が下されたらそこに伸び代は無いと思いこんでしまう大人の態度なのかもしれません。葉っぱと一緒にして恐縮ですが、葉っぱちゃん達も伸びる株となかなか伸びない株がありますし、また花つきの良い株、そうでない株色々です。そこをぐっとこらえて、手をかけてあげると思いがけないような所から大輪の花が咲いたりします。

というわけで、息子の時折垣間見せる成長にぐっと注目して期待しすぎたりしながら、様子を丁寧に観察し続けております。

振り返って、私の同級生で授業を聞いているかどうかわからない、返事ははっきりしない、忘れ物が多いという、わりと困ったタイプの男の子がありました。特に個人的に交流もありませんでしたので中学を卒業してからかかわる事は全くありませんでしたが、大人になってから風のうわさで京都の有名大学に入ったと知りました。その時私は、『あの空気感はもしかしたら大物が持つものだったのかも』と、その人に対する感想まで修正してしまう小物っぷりを発揮しましたが。

というわけで、少々変わっていても構わないのですが、やはり目指す所は『納税できる人』というブレ無い目標に向かってよい変化をもたらす事が出来るよう、面倒くさいこともひとつずつ取り組んでいきたいと思います。

うちの子、だめだから。と言ってしまうのは簡単です。でも出来る事を伸ばすこと、出来るかもしれない可能性のドアを開くこと、こういう後押しは経験者である大人の力添えが必要なのは確かだと思います。

葉っぱちゃんと違って切り戻してやり直しができませんから責任重大ですが、子供の変化を追いかけていくというのはとてもワクワクしますね。