勉強しない子 | ずぼらママのお気楽育児学

勉強しない子

今回も湯汲先生のブログの考察です。青字はブログの引用です。

まさに息子が直面している問題です。勉強しないにもほどがあるというやつですね。


生徒が、「勉強する子の群」と「勉強しない子の群」の二つに分かれてきた

子どもは、わからない→興味が湧かない→勉強しない→さらにわからなくなるという、「負のスパイラル現象」に巻きこまれるようです。


では私が小学生の時に勉強していたか、と聞かれたらたぶんしていなかったグループに入ると思います。今思えば当時でさえ塾に通っているお友達もあったわけですが、私が通ったのはそろばん塾くらいで、塾って言ったらそろばんだと思っていましたからね。

ただ、わからないから、やらない。という誤った方向に行くお子さんが多い事は確かだと思います。たまたま今日朝ご飯の時に、息子が算数で習っている『素数』の話になったのですが、やはりこれを習う意味がわからないと言いだしたんですね。

ここがポイントだわ。

と思ったので、『こういう事がわかっていると、次に素因数分解とかやるんだよね、数字のパズルよ、あなた好きでしょ?そういうパズル系。これから楽しくなるよ。あと、中学で習う算数が簡単に感じるんだよね。中学でわからなくなっちゃう人は、みんな小学校の算数をちゃんとわかってないから、小学校1年生(やや誇張)の算数からやりなおしするんだよ。それ面倒でしょ。』と、タイミング良く説明できました。単なる偶然でしたが、ちょっと熱が入りましたね。(ちなみに息子はどん引きでしたが・・・・・)


成績が悪い=深刻な問題と思ってもいません。こういう子は、「勉強しない」も「成績悪い」も、恥ずかしいことではありません。まわりから「勉強しないのは恥ずかしい」といわれても心に届きません。

勉強しないも含め、不適応の子や青年には「嫌いなことはしなくていい」という考えが、濃淡はありますが、心のどこかにあります。

だから勉強ばかりではなく、仕事でも我慢ができず、忍耐が続きません。実はこのことこそ、根深く人生で尾を引く問題といえます。


勉強しないのは、わからないからというのは一般的にありえる問題点だと思います。またもしかすると繰り返しの作業に弱いので(めんどくさくなるだけですが)、基礎の積み上げが出来にくいのかもしれません。更に勉強しないのは問題だと理解させるのがまた大変な作業でもあります。


息子を観察していて思うのは、常に難しいからあきらめるというばかりでなく、時には

『簡単すぎて馬鹿にする(真剣にとりあわない)』

という場合もある事に気が付きました。根底に『勉強したい♪もっと知りたい♪』というやる気が欠如しているため、『もう知っているから』という理由でその勉強を放置(放棄ではなく、放置)する傾向にあります。更にいえば昨日聞いて簡単に分かったから、今日も聞かなくてもわかるだろう、という何の因果関係もない理論で勉強しない荒業理由を展開してきます。


こんな状況ですから、我が家では出来る事と出来ない事あるいは理解できていない事を把握するためにも、毎日のワークブックは大変役に立っています。

国語や社会、理科に関してはみんな一緒に学習でも良いと思うのですが、やはり算数に関しては習熟度別というのは確かに有効に感じます。


かつて在学していた小学校でも算数は習熟度別クラス編成で、もちろん息子は『できない子』のグループに分けられ、(本人いわく)退屈な時間を過ごしていました。今の学校では『できる子』のグループにいますし、それがモチベーションになり小テストの成績もどんどん上がってきています。

息子の変化というたった1例ではありますが、ここだけ見ても習熟度の分け方、先生のリードの仕方で勉強がつまらないと思う子の数は断然変わってくる可能性があると言えるでしょう。


私は決して理系に強い生徒ではありませんでしたが、中学の時に通った塾の数学の先生が本当に数学が好きで好きでたまらないという方で、この先生との出会いがあったのでなんとか数学を伸ばしていくことができたと思っています。それから中学校の生物の先生も理科が好きでたまらない方だったので、暗記ではない理科的視点を育てていただいたと感謝しています。


小学校でも算数こそ『数字って楽しいでしょ。』と熱く語ってくれる算数の専任の先生をおけばいいのにな、と常に思っていました。


壮大な意見を述べてしまいましたが、まあ、本来は子供が嫌がる勉強を親が『え、勉強って●●だから楽しいよ。』と紹介できるのが、一番いいのかもしれませんね。