友達ができにくい子 | ずぼらママのお気楽育児学

友達ができにくい子

また湯汲先生のブログです。青字はブログの引用です。

「友達ができない」という相談をよく受けます。クラスの子とトラブルが絶えない子もいます。「一緒に遊んでくれない」、「ぼくの話をみんな聞かない」と訴える子もいます。

幸い息子はお友達に恵まれ、常にワイワイと騒ぐ仲間があるようです。

ただ気になる点があるとすれば、【融通が利かない】ので、サッカーをやろうと思ってもちょっとズル賢い子がルール違反スレスレのプレーをしたりすると、もう気分がなえてしまい以後参加しなくなります。

許容範囲が狭いというか、自分の中の許せる範囲を越えてしまったら戦わずして終了としてしまう傾向にあります。この辺りは『ため込まないで、はっきり伝えてごらんなさい。もしかしたら、その子はそれが悪い事って気づいてないだけかもよ。』と勧めるのですが、なかなか実行には移りません。

また、新しい環境に飛び込むのが苦手な息子ですから、●日に●●でイベントがあります、という情報を得たので、さあ行ってみよう、と準備している最中に『やっぱり行かない。行きたくないから、行かない。』と拒絶することもしばしばです。それが子供が楽しめそうな場所であってもです。

無理にでも連れて行こうとすると、泣いて抵抗してきます。でも行ってみたら楽しかったという事がほとんどなので、親心として連れて行こうとするのですが、実行・キャンセルの比率は半々といった所でしょうか。なかなかうまくはいきません。


大人の側も注意が必要です。「したいからやる」「嫌いだからダメ」と表現することはできるだけ避けたほうがよいでしょう。これらには自分の考えが表現されていません。好き、嫌いの宣言だけです。子どもの考えを聞くとともに、大人も自分の考えをきちんと子どもに話す、そうやって自分の考えを表現する大切さを理解させたいものです。



この点が最近の強化ポイントです。

『行きたくないから行かない』と言う息子に『なぜ行きたくないのか言ってごらん』と促すと、『嫌だから。』

『じゃあ、なんで嫌なの。』と聞くと『行きたくないから。』

この繰り返しです。

決して今まで教えて来なかったわけではありません。未知の世界への好奇心より恐怖心の方が先に立ってしまう事に由来している気がします。息子がたくさん本を読むのも、少しでも情報を得て納得してから進めたいという安心感を獲得する後ろ盾を求めているからのような気がしています。

ですから事前に様子が想像できないイベントなんて、とんでも無いわけです。

今時間をかけて試みているのは、息子が言う嫌な点と親が思う楽しい点を想像で比較させて、行くか行かないか考える、という事です。そして出来る限り『嫌だから嫌』という理由は受け付けず、気持ちを文章で表現できるようにリードし、新しい事にも挑戦する方向にもっていっています。

まあ、それを息子は『無理やりなんでもやらせようとする』と周囲にぐちっているようですが。

それでもいいんです!そうしないと、この先ずっと新しい事に挑戦しない、穴蔵暮らしになってしまいますからね。