大人の役割(上) | ずぼらママのお気楽育児学

大人の役割(上)

大人の役割について青字は湯汲先生のブログの引用です

今回のお話はADHDでなくても、一般的な子育ての指針として有用な内容かと思います。


「発達」の目的とは

発達の目的は二つとされています。一つは、子どもが自分で考え判断し、行動できるようになることです。これを「自己形成」といいます。もう一つは、形成された自分を社会のなかで活動できるようにすることで、これを「社会化」といいます。


この2つを目指して子育てしていく、という柱が明確になることで私自身は子供に対応するときにブレが無くなってきました。つい、あれが出来ないコレも出来ないと比較で考えがちでしたが、息子のペースであったとしてもこの2つの目標に向けて進んでいくことができれば、社会生活は送れるようになると信じています。


発達的にみると、
二歳前後から【良いこと・ダメなこと】を知り
三歳では【ルールを守ること】
四歳では【苦手なことでも挑戦する】
五歳前後からは、道徳的に【善いこと・悪いこと】の区別がつきだします。


母子手帳には身体の成長の目安はあったかと思いますが、ぜひこういう事の記載もお願いしたいものです。そうすることで、心身共に健やかに成長できるように思います。また、この頃よく見かける『親がしつけと称して乳幼児を虐待・殺害してしまう』という事件も避けられるのではないかな、と願いを込めつつ思ったりしています。


子どもに振り回されず、「やっていいこと・いけないこと」を大人は真剣に、きちんと教えていくべきです。それが、子どもの自己形成と社会化を促します。

はい。ここは本当に肝に銘じています。ややもすると子供のパニックに振り回されがちでしたし、小さい頃はコントロールできていた『泣いても無駄』という冷静な対応が、年齢が上がるにつけ『気分が落ち着くなら』と息子の要求をのんでしまう事が多々あった事は、否定できません。

この重要性について早い時期で気がついて助かったと思っています。
そのうち『俺様の言うことを聞けないのか!』みたいな、空恐ろしい態度をとる人間になってしまったかもしれないわけですからね。ダメな物はダメ、無理な物は無理。一時期だいぶもめましたが、大人に決定権がある・主導権がある、という一貫した態度を取り続けたことで、大人に確認してから行動に移しますし、思うようにいかないからとパニックになる事もなくなりつつあります。

ただ、言い方だけは今も気にしながら対応しています。
頭ごなしに『早くしなさい!』とか『何やってるの!』とすると、即拒否・パニックという悪循環になりますので、『ちょっと、今何時?何時に出発って言ってた?』など、息子本人が決めたルールを本人が守っていないという点を指摘する程度に収めています。

イライラを少なくしながら、やっていいこと、悪いことを自分で判断できるようにリードしていきたいと思います。目指すゴールは自己形成と社会化です。頑張ります。