【スリング】夏も使えます(毒舌) | ずぼらママのお気楽育児学

【スリング】夏も使えます(毒舌)

暑い季節の到来と共に、毎年毎年『夏はスリングは使えませんよね?』という話題もヒートアップします。毎年言っていますが、『スリングは夏も使えます』。今日も毒舌で行きます。

夏はひとりで歩いていても暑いです。抱っこしようが、おんぶしようが、暑いです。ベビーカーで涼しいのはお母さんだけです。

赤ちゃんが日差しを真正面から受けてつらそうにしている様子を見た事がありませんか?あるいは、黒いカバーで覆われて、全く何も外を見る事ができないまま、運ばれている様子を異様に感じた事はありませんか?あんな風に覆われて身動き一つできずに移動させられる赤ちゃんは、涼しくて、快適に過ごしていると本気で思っているのでしょうか?

また、汗疹ができるのはスリングのせいだと本当に思っていますか?スリングで育っていない赤ちゃんも汗疹ができます。なぜでしょう?スリングのせいではないのは、明らかと思います。スリングのせいにするのは、『お母さんが暑いのが嫌だから、他の物のせいにして、抱っこをやめる理由を探しているから』です。赤ちゃんは暑かろうが、寒かろうが、抱っこして欲しい気持ちに変わりはありません。

赤ちゃんには大人と同じだけの数の汗腺がある上、代謝が良いので汗を沢山かくように見えるでしょう。しかし、この汗、0歳から3歳までに開いた汗腺で一生生きて行く事になるってご存知ですか?いつも汗をかかずに済むように温度調節された部屋で育った人は、夏バテしやすかったり、季節の変わり目に発熱を起こしやすいと言われています。自分の体内の熱を汗というかたちで放出させる身体のしくみを作ってあげるのが、親として出来る最初のサポートだと思います。

暑かったら着替えたり、汗を拭けば良いんです。
少しスリングを折り曲げて、風を通してあげれば良いんです。
腰がすわっている子たちは、背中を出して抱っこしてあげればいいんです。
ぜんぶ、少し考えればわかる事です。

スリングだけで子育てをした人は沢山いますから、安易に『スリングは夏は使えないよね。』などと言わないでほしいんですね。ずぼらママから言わせたら、ベビーカーに赤ちゃんを乗せて炎天下の街中を歩きまわって、ベビーカー押しながら自分だけなんか飲んでいるママさんは、子どもも喉が渇いているって気づいているのか、夏のベビーカーこそ使えないわよね、って気分で眺めていますよ。